松田翔太、前田敦子との初共演秘話を明かす「スタッフさんがメロメロでした」
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俳優デビューから、10年目を迎えた松田。前田もAKB48のオーディションに参加したのは、10年前のことだ。「始めた頃は楽しむなんていうことより、役者という仕事にどれだけ自分の人生を突っ込めるかという感じだった」と振り返る松田。「実際、俳優業って楽しいかというと楽しいわけではないから。俳優であり続けることは、わりかし息の詰まることが多い」と心中を明かす。
「でも、完成を目指してものをつくる過程が好きなんです。僕はよく山に登るんですが、登る行為はキツくてしょうがない。でも登りきったときの気持ち良さは何にも代えられない。俳優業もそんな瞬間に奇跡的に出会えるような仕事で、それは癖になる感じがする」。
前田は「初めて映画に出たのは、15歳くらいの頃。その頃は嫌で嫌で仕方がなかった! 毎日泣いてたんです。なんであんなに嫌だったんだろう」と笑う。「だから今は楽しくてしょうがない。みんなでひとつのものをつくっていく作業が私も大好きで、これが私の一番好きなことなんだなという実感があります。私は何をやるにも、慣れるのにも時間がかかってしまう方で。だからこそ、何に対しても『とりあえずやってみよう!』という気持ちで挑むようにしています」。
「ものづくりが好き」と充実感を話す二人が、映像のトリックが鍵となるどんでん返しのストーリーを紡いだ。彼らの新鮮な表情も楽しみに是非、劇場に足を運んでみては。(取材・文:成田おり枝)
『イニシエーション・ラブ』は5月23日より公開。