貫禄増した『シックス・センス』オスメント、 “子役は大成しない”払拭中

映画『シックス・センス』(99)、『A.I.』(01)などの妙演で天才子役の名をほしいままにした米俳優のハーレイ・ジョエル・オスメントが、映画『Mr.タスク』PRのために約11年ぶりに来日した。27歳になって貫禄の増したオスメント君、いや、オスメントさんが、“子役は大成しない”ジンクスや結婚を意識している恋人について赤裸々大人トークを繰り広げてくれた。
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スティーヴン・スピルバーグ監督作『A.I.』以降、その活躍がフューチャーされる機会が激減した感のあるオスメントだが、実は演技に対するスキルを地道に磨いていた。「自分の中での大きな選択は、大学に行くためにハリウッドを飛び出してニューヨークに行ったこと。大学に通っていたので、映画業界からしばらく離れていたけれど、表舞台に出なかった分、演技の勉強をしていた」と潜伏期間の活動を明かす。
ブレイクした子役の例にもれず、警察のお世話になってしまった若気の至りもあるが、地道な努力が功を奏した。2012年頃からメインキャスト出演の映画が製作されるようになり、童貞教師に扮した『SEXエド チェリー先生の白熱性教育』、そして今回の、セイウチにされる男の恐怖を描いた『Mr.タスク』など次々と話題作に参加。ジョニー・デップとの共演作も待機中で、まさに再ブレイクを体現している。
“子役は大成しない”ジンクスを払拭中の現在を「仕事が出来ている事自体が凄くラッキー」と表すオスメントは「この世界の仕事は大変だし、表舞台に出たくても出られない俳優も沢山いる。そんな中で、今回のように再び映画界に戻れて、なおかつ今までのイメージとは違う作品や役柄に関われるのは嬉しい」と喜びを噛みしめる。