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女優ミムラ、初エッセイで「自分の真面目さ」を再認識 2年間の休業期間にも言及

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 書下ろしの第7章では女優ミムラの軌跡が赤裸々に綴られる。「ひとつひとつの作品を個別に取り出して考えていくというよりも、そのときのわたしの感情の波に従って一気に書いていった感じです。そこに作品がはまっていったというか。なんの配慮もなく思いっきり出してしまったので、“丸出し”で恥ずかしいんですけど、書いていてすごく楽しかったのと、読み返してみて、どこかで引っ張ってきてしまったことから卒業する作業にもなったと感じています」。

 デビュー作『ビギナー』から、転機になった『斉藤さん』、自らが大ファンの向田邦子を演じた『おまえなしでは生きていけない』などなど、当時の彼女の思いに触れることができる。

 自身を見つめ直したことは、女優ミムラにとって大きな財産になった。「2年間休業していた時期があるんですが、休みに入る前に当時のマネージャーさんにわたしの売りを聞いたら、『圧倒的な清潔感』って言われたんです。でもそれって役者としての売りとは違うんじゃないかと感じてしまったんですね。いまは自分が年上に見られることや、書いていてうんざりするほど感じた自分の真面目さ(これは本書を読むととてもよく伝わる)、これも特色だなと。わたしにしかできないアプローチで役にあたっていくことが使命なんだから、これからも真面目に頑張ろうと思えました」。垣根のない笑顔で迎えてくれたミムラ。本書を読めば、あなたもますます彼女を好きになる。(取材・文・写真:望月ふみ)

 ミムラ、エッセイ集「文集」(発行:SDP)は発売中。

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