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堺雅人、1年かけて『真田丸』の“顔”を作る 最終話で「全然違うねと言われるように」

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 信繁の生涯のパートナー・きりを演じる長澤まさみにも言及。「女性陣もみな非常に魅力的です。長澤さんはスケールの大きな女優さんで、どこに向かっていくのか、僕なんかには計り知れない人。今回、彼女はトリックスターのような物語をかき回す役どころですが、魅力にあふれた素晴らしいお芝居をされます」。

 また舞台を含め、3作目となる三谷作品については次のように考察した。「『新選組!』、舞台『恐れを知らぬ川上音二郎一座』ときて、今回は『真田丸』。全部、人の名前じゃなくてグループ名なんですよね。真田幸村というタイトルではないのがおもしろい。個人じゃなく、そこの人間関係というか、個人ではコントロールできない大きなうねりを描いている」。

 そして信繁個人としての成長について触れた。「裏方だった人が、最後の最後、恐ろしいばかりの武者になる。その変わり目がおもしろい。普通のサラリーマンだった人間が、なぜか日本一の兵(ひのもといちのつわもの)と呼ばれるようになった。そこまでの秘密が1年かけて描かれるんじゃないでしょうか。第1話で、回想というか、最期を予感させるようなシーンとして、鎧を着た人物が現れるんです。僕が演じたんですけど、でもその鎧を着た人物が、最終話と比べて、全然違うねと言われるようにしたい。もちろん1話目でも頑張って晩年の信繁を作ってみましたが、1年かけて出来上がる“顔”というのは全然違ってくるはずだし、その違いを僕自身、楽しみたいですね」。(取材・文:望月ふみ)

 大河ドラマ『真田丸』はNHK総合にて2016年1月10日20時スタート(全50回)

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