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田畑智子、「両親」は理想の夫婦  憧れの家族像と“母親”の強さを語る

映画

 「私は監督が何を求めているかとか、何をしてほしいかなんて理解できなかったというか、しようともしなかったし、できなかった(笑)。私、相米監督があまりにも怖いから逃げていたんです。『たこ』とか『がきんちょ』とか言われてて、絶対名前で呼んでくれないんですよ(笑)。本番に入るまでに1日かかったこともあったし、(カメラが)回らないこともあったし。今まで何十年やってきて、一番役者としての洗礼を浴びた現場でした。ただ、相米監督にその年で出会ってお仕事をしたのは、今となっては財産だと思っています。今、監督が生きていらしたら、私なんて言われるだろうなとすごく思います」。

 本作では、一貫して家族のあり方について提起している。田畑にとって理想の家族を問うと、「うちの家族が理想です」と即答。「父も母も仲良くて、同じ職場で同じ布団で寝てて、お風呂も一緒で毎晩一緒に飲みにも行っているんです。すっごい仲良いなあと思うんです」と語り、さらに目標の人物像に自身の母親の名前を挙げた。「私は結婚もまだだし、子どもを生んだこともないし、母親としての強さはまだ分からないですが、今分かるのは母の女性としての強さなんです。人を見る力や人を立てる力やおもてなしの力が、すごく長けている人だと思うので、この先そういう女性になれたらと強く思います」。さらなる飛躍の日々へ乗り出す。(取材・文・写真:赤山恭子)

 映画『鉄の子』は2月13日より角川シネマ新宿、MOVIX川口ほか全国順次公開。

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