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田畑智子、「両親」は理想の夫婦  憧れの家族像と“母親”の強さを語る

映画

『鉄の子』田畑智子インタビュー
『鉄の子』田畑智子インタビュー クランクイン!

 「強さと弱さが備わった女性だと思って、この役を生きたいとすごく興味を持ちました」。これは映画『鉄の子』で主演を務めた田畑智子が、出演するにあたって心を動かされたと語ったことだ。母であり、妻であり、ひとりの女として魅力を放つ“やよい”という女性を「演じる」ではなく「生きる」と表現した田畑は、120%生き切ったといえる熱演をみせた。女優としても、女性としても脂が乗っている田畑の、今の想いを聞いた。

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 物語は、再婚により自分の子ども・陸太郎以外に旦那の連れ子・真理子という二人の子どもを持つ田畑演じる主人公・やよいが、その子どもたちと家族になっていく過程を丁寧に描いている。やよいは、子どもを守るときには強い一方、旦那の裏切りが発覚する場面では、傷つき泥酔して子どもに介抱されるなど、非常に人間くさい愛しい人物だ。田畑は役作りについて、「ストレートな人がいいと思いました。息子にも娘にも旦那にも真っ向からぶつかって、優しいときは優しく、泣くときは泣く、強くなるときは強くという気持ちよさのある人がいいなって」と、役に心を込めた。

 裵ジョンミョン演じる再婚相手の旦那は、「色男、金と力はなかりけり」を具現化したようなダメ男で、家族に手をあげたり、フラフラと別の女性への浮気心を見せたりする。田畑自身、ダメ男への評価はいかに?「うーん…優しくてだらしないんですよね。でも、そうさせてしまった女性もいるわけだから…、どっちが悪いってわけでもないのかなと、いつも思うんですよね。優しいところはいいんですけどね(笑)」と、両成敗だという評価を下していた。

 また、見どころのひとつに子どもたちの光る演技がある。それぞれの親によって不本意ながら一緒に住むことになった二人が、距離感を縮めていく様子や、苦い思いをセリフや表情で繊細に見せている。田畑自身もデビューが故・相米慎二監督の映画『お引越し』の出演で12歳だったということもあり、比較してみてもらった。田畑は、「昔の私と比べると、私はすっごい子どもでした。今の子たちの成長の早さってすごいですよ。私なんて走り回ってたし(笑)」と、演技力や佇まいを手放しに賞賛した後、懐かしそうに振り返る。

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