中島美嘉、『ボク妻』に共感 “アスリートの妻”として考えに変化も
作品のテーマに寄り添って作られたという主題歌「Forget Me Not」。中島自身も「歌うと映画のシーンが脳裏に出てきます」というほど作品にリンクした楽曲になっており、エンドロールでは、曲が流れると劇中の数々のエピソードが想起させられる。そんな思い入れのある曲になったという中島だが、完成した作品を鑑賞後「何も言わずに絶対観たほうがいいよ」と旦那さんに連絡したという。
「以前は自分が見ているもの以外はあまり興味を示さない人だったのですが、いつの間にか私が観ているものを横で見るようになって、こっそり泣いていたりもするんです。そういうときは気づかないふりしていますけれどね。最近は私が観ているものを面白がって見てくれるようになりましたね」と本作もオススメ映画としてアピールしているという。
主題歌として映画に参加している中島だが、自身もドラマや映画で個性的な役柄を演じるなど、女優としての実績もある。「とても難しいお仕事なので不安はありますが、もしお話をいただけるなら、振り切った役の方がいいですね」と胸の内を明かす。
本作でメガホンをとった三宅喜重監督は、中島がデビューしたドラマ『傷だらけのラブソング』のプロデューサーを務めるという縁でつながっている。「15年ぶりにこういう形でご一緒できたことがうれしいですね。私を育ててくれた人というと変ですが、本当に特別な方ですから」と感慨深い表情で語っていたが「でも映画の試写でお会いしたとき、私に敬語だったんです。すごく距離を感じでショックでしたよ!」と言葉とは裏腹に楽しそうに話している姿が印象的だった。(取材・文:磯部正和)
『ボクの妻と結婚してください。』は11月5日公開。