松尾太陽、山崎賢人との中学時代からの夢叶う “俳優”として目指す姿とは
松尾自身の高校時代は、すでに超特急の活動をしていたため忙しい学生生活だった。しかし忘れられない学園祭の思い出がある。「クラスごとに舞台でダンスだったりを披露したんです。そういうときって、まじめに頑張る人と、ちょっと面倒くさいってなる人に分かれがちですけど、僕のクラスはみんなが頑張って放課後もずっと練習してたんです。高校2年生のときです。僕も参加して。前日も本番の朝も。それで! 学校全体で優勝できたんですよ!! みんなで一生懸命、練習して作り上げて。今までの学校生活の中でも群を抜いて印象に残っている思い出です」と笑顔で振り返った。
朗らかな笑顔が印象的な松尾だが、『一週間フレンズ。』では、違った顔を見せる。「一見、クールだけど言葉に出さないだけで、桐生はいろんなことを感じているし、周囲をよく見ている。男としても憧れます。完成した作品は、原作を読んだときに感じたのと同じ、温かな空気が流れていました。身近にいる友達だったりが、いかに大事な存在なのかにも気づかせてもらえる映画だと思います。僕個人としては、こうした素晴らしい作品に携わることができて本当に嬉しいです。これからもさまざまな役柄を演じることができるように頑張りたい」と目を輝かせた。
ちなみに、1週間休みがあったら何をしたいか尋ねると、人柄を覗かせる可愛らしい答えが返ってきた。「いま和菓子に激ハマりしてるんです。だから1週間あったら、いろんな甘味処を巡りたいですね。太ったりしないように、体形にも気を付けてるところなんですけど、でもあんみつとか、食べたいです(笑)」。(取材・文・写真:望月ふみ)
『一週間フレンズ。』は、現在公開中。