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YOSHIKI「僕らはうぬぼれていた」 Toshlの洗脳、HIDEの死で気付かされた現実

映画

 本作を作るうえでYOSHIKIは絶対条件として「制作には関わらない」と決めていたと明かす。「僕が関わるとダメになってしまうと思って。ただプロデューサーと監督選びはさせていただきました」。YOSHIKIのプロデューサーと監督選びの条件は「X JAPANを知らない人」。その理由は「先入観を持っていたら、質問があっても僕らに聞くことができないと思ったから」。そうして選ばれたのは、米アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『シュガーマン奇跡に愛された男』を手掛けた製作スタッフと、ドキュメンタリー映画で多くの実績を持つスティーヴン・キジャック監督。YOSHIKIは彼らに全幅の信頼を置き「ホラー映画にはしないでくれ(笑)と言いました。僕達の話は、一歩間違えるとホラー映画にもなりえてしまうので」と。壮絶な経験をしてきたとはいえ、ユーモアも忘れない。

 「僕はファンのみんなに救われた。だから人を救えるような映画にしてほしい」。製作陣へそう気持ちを伝えたというYOSHIKI。「僕は生きていることが奇跡だから…。ファンの人たちに頂いた第2の人生、第3の人生だと思ってるんです。怖いものは何もない、明日死んでもいいというくらいに思ってる。でも、頂いた人生をちゃんと全うしてファンに返したい。映画に秘めたことは“不可能なんて何もない“ということなのですが、それをどこまでできるのかな…と思っています」。

 解散している期間はあったものの、結成30年以上を誇るX JAPAN。YOSHIKIは、改めて“X JAPAN”というバンドについて思いを馳せる。「たぶん、Toshlがああなる前、HIDEが亡くなる前は僕らはどこかでうぬぼれていたと思うんです。当たり前のようにメンバーがいて、当たり前のようにファンがいて、それがいかにありがたいことだったかということを、この20年で学びました。また今こうして再結成しているなんてありえないと思っていたんです。メンバーも亡くなってますし…。これだけのチャンスをもう1度与えられたのだから、ある種使命感ですね」。X JAPANの物語は、まだまだ終わらない。(取材・文:ほりかごさおり)

 映画『WE ARE X』は絶賛上映中。

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