上戸彩、「イメージにとらわれなくなった」 『昼顔』出演でスタンスに変化
ドラマよりも衝撃的な結末を迎える本作のラストについては「裕一郎が愛おしいという気持ちだけでやり遂げました。いくつもの気持ちを複雑に考えなくても、裕一郎に会いたいという一心で演じたんです」と回想。撮影現場では最後まで結末について議論が交わされたというが、上戸は「実はみんなが望んでいた終わり方で終われたんじゃないかなと思います」と自信をのぞかせる。
女優としてのスタンスにも変化が生じたという上戸。「台本を読んだ上で、『こういう上戸彩は見飽きているだろうな』とか、『こういう自分だったらびっくりしてくれるかな?』とか、視聴者の方の目線をすごく考えます。職業病かもしれないですけど(笑)」と話す表情からは、演じることを心から楽しむ姿勢と、経験に基づく余裕が伺えた。果たして、10代から映画界の第一線で活躍し続けてきた彼女は、今後どんな作品に出演し、見る者を魅了するのか?一映画ファンとして、楽しみでならない。(取材・文・写真:岸豊)
『昼顔』は6月10日より全国公開。