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俳優・岡田准一は「プロ中のプロ」 映画『関ヶ原』原田監督が語る“役者”としての魅力

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■俳優・岡田准一はプロ中のプロ

――先程、「関ヶ原の戦い」を映画化しようと思ったキッカケに、岡田さんの存在を挙げていました。彼の素晴らしいところはどんな点でしょう。

監督:やはり、体力の面でも、集中力の面でも、ちょっと類がないくらい俳優として素晴らしい。歴史小説が好きだということもあるでしょうが、台本をきちんと読み込んでいるし、その時代を「生きる」ということが自然とできている。

遊人:作り手側の意識を持っているのかな?と思うときもありますね。次はどっちから撮るのか、アングルはどうなのかを常に考えている。原田組は、だいたい2台のカメラで「ワイド」と「寄り」で分けているんですが、岡田さんがサーッと立って、「今、サイズってこれくらいですか?」って聞いてきたときに、ぴったりフレームにはまっていたんです。うわぁ、凄いなぁと思って、ゾワっときましたね(笑)。役者って結構、自分のことでいっぱいになるものなんですが、岡田さんは、カメラの向こう側まで考えられる余裕がある。もしかすると、裏方の仕事にも興味があるのかなって思うことがありますね。「一緒に同じ作品を作っているんだ」という実感が湧く役者さんです。

監督:プロ中のプロだよね。

遊人:そうですね、あの年代の俳優の中では随一かなと思います。

――フィジカルな面もキレがあって素晴らしいですよね。

監督:馬の乗り方は天下一品です。あそこまで馬術を習得した俳優って日本にいないと思いますね。若い頃からの地道な積み重ねだと思います。本当にストイックな役者で、全てが本物でありたいといった意識を常に持っているところが凄い。鎧なんかも、自分で付けられるくらいの感じがありますからね。あとは、魅せるためならはこう、本物だったらこう、とか、とにかく引き出しが多い。

遊人:一緒に食事に行った時に、「オフは何をしてるんですか?」って聞いたら、トレーニングって言っていましたからね。確かジークンドー(俳優・武道家のブルース・リーの哲学を基にした武術)のインストラクター認定を受けているくらい、本格的に打ち込んでいるようです。

――最後に、Blu‐ray&DVDのリリースを待ち焦がれているファンにメッセージをお願いします。

監督:メイキングやコメンタリーなど、特典映像が豊富なのがいいですよね。とくにこの作品は、何度観ても、いろんな発見があるから楽しめる。例えば、衣装だけで観ていくのもいいし、音楽を中心に聴いてもいいし、いろんな比喩、暗喩があるので、そこをひも解いて行くのも面白いと思いますね。

遊人:とにかく、この作品は、観れば観るほど、味が出る。初見でわからなかったことが、2回、3回、観るうちに「あ、こういうことだったのか!」という発見がいろいろ出てくると思います。監督は、観る人を試すようなところもあって「これ、気付くかな?」みたいな要素が含まれているので、そこを汲み取っていただけるとさらに面白いと思います。

 映画『関ヶ原』のBlu‐ray&DVDは2月7日発売。(取材・文:坂田正樹)

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