高畑充希、結婚観を語る 運命の人は「赤い糸が10本くらいあるといいな」

映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』で、堺雅人扮するミステリー作家・一色正和の新妻・亜紀子を、ほっこり、愛らしく演じた高畑充希。メガホンを取った山崎貴監督に「幼さと母性の両面を表現できるのは彼女しかいない」と言わしめたその演技力は、「こんなお嫁さんがいてくれたら…」と大いに妄想を掻き立てられる。初共演となった大先輩・堺と“年の差カップル”に挑んだ高畑が、亜紀子という役を通して、自身の結婚観について語った。
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本作は、西岸良平の人気漫画『鎌倉ものがたり』を、同じく西岸の原作『ALWAYS』シリーズでメガホンを取った山崎監督が実写映画化したミステリー・ドラマ。人間だけでなく幽霊や魔物も棲む鎌倉を舞台に、心霊捜査にも詳しいミステリー作家・一色正和(堺)が、年若い新妻・亜紀子(高畑)と共に怪事件を解決していくさまをVFX映像満載で描く。
堺とは初顔合わせ、年の差婚という設定で、序盤はかなり緊張したという高畑。「この年齢差でイチャイチャするのを求められることって、なかなかなくって。一歩間違えると、お互いに“危ない感じになる”という予感が何となくあったので、とにかく気持ちの距離だけは縮めておきたかった」と述懐する。
順撮り(シナリオ通りに撮影)によって、徐々に心を開いていったという高畑だが、私生活が全く見えない堺に、どこまでアプローチしていいものか、最初はかなり迷ったという。ところがフタを開けて見たら、「予想以上にオープンな方で。それが分かった後は、どんどん距離が縮まって、開けっぴろげなお話もたくさんさせていただきました」。
劇中とはいえ、年の差婚を疑似体験した高畑だが、“役”としてはときめいても、“素”の高畑にとっては特にときめく要素ではないらしい。「私自身は、同世代よりも年上の方と深い話をすることが多いかもしれません。女性もそうですが、すごく仲良くなって、あとで年齢を聞いたら、自分よりはるかに年上だった! ということが結構あったり。自分の中に“年齢”という概念が薄いのかもしれません」と分析する。