渡邉剣&天野浩成、「原作が教科書」読み込んで挑んだ人気BLの実写化『花は咲くか』
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蓉一と桜井と同様、ファーストコンタクトはイマイチな2人だったが、クランクイン前のリハーサルを密にやったことで、撮影時にはすっかり意気投合。自分のしたいことや、相手がやりたいことなど、言葉にせずとも、自然と分かるまでとなった。ならば、キスシーンは?
「緊張もしないし、天野さんに頼りきっていました」(渡邉)「僕も、まったく平気でした。女性とするより緊張しなかったくらいで」(天野)。
つまり、2人の相性は良かったということだ。そして、さらに完璧にするため、撮影現場に欠かせなかったのが原作だ。「原作が教科書というくらい、とにかく読んだよね」と、天野が口にすれば、「本当に読みましたね」と、渡邉が大きくうなずく。さらに、天野はこう続ける。「自分が原作のファンになったので、その世界観やキャラクターは絶対に崩したくなかったし、作品を裏切りたくない。だから、原作ではこうしていたと、ことあるごとに原作を見返していました。公開されるまで、ファンの皆さんがどう思ってくれるのか…やはり不安ですよね」。
そんな天野に対し、「大丈夫ですよ! 原作者の先生も大丈夫だと言ってくださったし、(本作の)チラシにもコメントを頂いていますから!」と、渡邉は満面の笑み。「でも、僕のことは一言も書いてないけどね(笑)」と天野が口にするや、2人は大爆笑。まるで、蓉一と桜井がそこにいるかのような2人の掛け合いに、作品への期待は高まるばかりだ。
『花は咲くか』は2月24日より公開。