中村倫也、『崖っぷちホテル!』浜辺美波との“コンビ芸”に自信

ドラマ『闇金ウシジマくん Season3』では女性を操るサイコパス、ドラマ『ホリデイラブ』ではDV夫、朝の連続テレビ小説『半分、青い。』ではゆるふわ男子と、全く違うキャラクターを見事に演じ分け、“カメレオン俳優”との呼び声も高い中村倫也。そんな中村が、口は悪いが心の底には熱い思いを持つシェフ・江口竜二役で出演中のドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)が物語も終盤を迎え、盛り上がりを見せている。今回は、同ドラマの熱演でも注目される中村に、役柄への思いや劇中の“相棒”浜辺美波との撮影秘話を聞いた。
【写真】中村倫也、『崖っぷちホテル!』インタビューフォト
本作は、若すぎる総支配人とくせ者揃いのスタッフたちが、突然現れた謎の男の力を借りて破産寸前の底辺ホテルを再建していくシチュエーションコメディー。10日放送の第9話では、ついに三代目J Soul Brothersの岩田剛典が演じる副支配人・宇海の過去が明らかになり、物語は佳境を迎える。
中村は、本作で演じる江口という役を「職人気質なやつ」をテーマに演じたという。「一見とっつきにくいんだけど、話せば悪いやつじゃない。そして、食に関してのプライドを持っている。それから、この役は“コンビ芸”だと思うので、(浜辺)美波ちゃんが演じるハルとの関係が、掛け算となってより面白くなるようにと考えてやっています」。
その浜辺演じるハルとの関係性は話数を重ねるごとに確立し、今や本作の見どころの一つだ。浜辺のことを“ベーさん”と名付け、あだ名で呼んで仲を深めたという中村は「ベーさんは大人っぽいですね。ハルは、動きのついた演技をすることも多いので、セリフを言って、料理して、テンションの高さを保ってって、頭を使う演技が必要なんです。だから、撮影が始まってしばらくは、『厨房の撮影の前日は眠れませんでした』って言ってました。それぐらい真面目な子。いい子です」と浜辺を絶賛。「物語の最初では、江口はハルのことを認めていなかった。でも、その関係性も変わってきています。江口は『うるせーな』って言いながら、でもいちいち突っ込むんです。だから、さては、こいつら仲良いなって思って。そういう空気感の方が見ている人も楽しいだろうと思うので、それは意識してます」。