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吉沢亮、“猫”の役に挑戦 「どう演じればいいか分からなかった」

映画

吉沢亮、『猫は抱くもの』インタビュー
吉沢亮、『猫は抱くもの』インタビュー クランクイン!

 犬童一心監督、沢尻エリカ主演で贈るファンタジー人間ドラマ『猫は抱くもの』で、ロシアンブルーの“猫役”に挑戦する吉沢亮。「ファンタジーを通じて、とても人間的なリアルな感情を描いている、感じるものが多い作品です」としみじみ話す吉沢が、「とてもステキな作品」と感想を漏らす本作の撮影裏話や魅力を語った。

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 沢尻演じる夢を諦めきれない女性、沙織の恋人だと信じている猫の良男を演じた吉沢。映画で“猫”を人間が演じるという高いハードルだが、本作での吉沢は“猫”役がしっくり。なかでもロシアンブルーはぴったりだ。「本当ですか? ありがとうございます!」と素直に喜びを表す吉沢。とはいえ、さまざまな役柄を演じて引っ張りだこの吉沢も、“猫”役は初。「どんな風に演じればいいのか、全く分かりませんでした」と苦笑いする。

 そんな吉沢を助けたのが、クランクインの3週間ほど前から行われた稽古。『グーグーだって猫である』の映画版、WOWOWドラマ版シリーズを手掛け、自身も猫を飼っている愛猫家の犬童監督から猫についてイチから教えてもらい、沙織との距離感を掴んでいった。

 「ペットと飼い主ではあるのですが、演じているのは人間と人間。撫でられて気持ちよくなっている様子とかが、変にいやらしく見えたらどうしようとか、不安もありました。でも沢尻さんが僕のことを本当に猫の良男として見てくれて。引っ張っていただきました」。

 そして動き以上に気持ちの面を強く意識した。「沙織を好きでしょうがないという気持ちをとにかく大切にしました。それと今しか見ていない感じ。未来や過去に縛られることなく、一瞬一瞬を生きている。沙織の表情が変わったら、良男の感情もコロっと変わる。考え始めると止まらなくなる役ですが、シンプルに、脚本に書かれていること、沙織への思いをまっすぐに演じました」。

 映画には良男だけでなく、ほかに登場する猫たちも擬人化され、コムアイ(水曜日のカンパネラ)や岩松了といったキャストが演じる。それだけで十分ユニークな設定だが、演出上の仕掛けもあり、現実の風景を撮影した「実景パート」に加えて、演劇の舞台セットを現実世界に見立てて、そこで芝居をする「舞台パート」の場面が多用される。そこでは、良男が自分の気持ちを歌いだすミュージカル風のシーンも。

 「完成した作品を観ると不自然じゃないんです。作品の世界観に溶け込んでいて、すんなり受け入れられるんですよね」。

 沙織がかつて所属していたアイドルグループ“サニーズ”が、ダンスに合わせて歌っている過去が映し出されるシーンも舞台上で展開される。ここで良男が一緒に踊る動きは撮影現場で生まれた。

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