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桜井玲香×藤間爽子、名作『半神』に注ぐ舞台への熱い思い

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桜井玲香

藤間爽子

乃木坂46

 「野田さんが以前上演したものは衣装で2人がくっついていることを表現してたんですけど、今回は身体的な動きで“くっついてる”ってことを表現しなくちゃいけなくて。シュラは好奇心もあるから、私が動くのに対してマリアはついてきてくれないとダメなんですね。爽ちゃんは常に私の動きを感じてなきゃいけないから、大変だと思います」と桜井が語れば、藤間も「いつもニコニコ笑いながらも、常に『シュラはどこにいるのか』を意識しながらお芝居をしてる感じ。マリアは前半ほとんどセリフがないけど、シュラは動きもセリフもすごく多くて大変。だからせめて私はシュラの動きを必死に感じ取ることでカバーしなくちゃと思って」とのこと。しかも今作は舞台に斜めの傾斜がつけられたいわゆる“ヤオヤ舞台”での上演となるため、2人とも「ほとんどスポーツ。こんなにきついと思わなかった!」とぼやく瞬間も。

 それでも、この作品にかける思いは2人とも強い。演劇好きだった母親の影響で幼少時からさまざまな舞台を観ており、いつしか演劇への憧れを持つようになったという藤間。

 「日本舞踊の家に生まれたこともあり、演劇への想いをずっと押し殺してたんです。でも大学を卒業する時『後悔したくないな』と思って」演劇の世界に飛び込むことを決めたという。こういった経験が日本舞踊の表現にもいい影響を与えれば、という期待もある。

 一方、もともとアイドルの世界に入ったきっかけも「演技をしたかったから」という桜井。初舞台を機に、今ではすっかり演劇の魅力の虜になってしまったようで…。

 「演劇、すごく好きなんです。舞台が一番自分自身を“解放”しやすい。でも今回は感情にまかせて演技するのではなく『“演劇”をやってほしい』と中屋敷さんに言われてて。感情を出す部分と冷静になる部分、それらのバランスが難しいな、と今思ってる最中ですね」と、また新たな課題に直面している様子。

 過酷なものの「稽古場はとにかく楽しい」と笑い、「この公演が終わったら私たち、どうなっちゃってるんだろうね」と顔を見合わせる2人。その表情から見えるのは“この作品をいいものにしたい”という思いと、「半身=半神」を演じるお互いへの信頼感。若い2人の、強い想いが溢れた舞台となりそうだ。(取材・文・写真:川口有紀)

 舞台『半神』は、7月11日~16日まで東京・天王洲 銀河劇場にて、7月19日~22日まで大阪・松下IMPホールにて上演。

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