劇団EXILE・町田啓太、鈴木伸之が語る「2018年、青柳翔の“衝撃的”変化」

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劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、鈴木伸之。身長がゆうに180cmを超える俳優たちが並ぶと、思わず声が漏れてしまうほど圧巻の画だ。そんな彼らがSABU監督のもと全力疾走する最新作『jam』。劇団EXILEの9名が総出演することでも話題の本作について、インタビュールームに入ってきた文字通り“大の男”3人は、終始笑顔で愛おしい撮影の日々を振り返った。
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「それぞれの想いが『jam』のように交錯する因果応報エンターテインメント…」と、キャッチコピーをそのまま言う青柳に、町田が「毎回一緒ですね(笑)」とかぶせ、鈴木が「めちゃめちゃ普通の、ノーマルのことを言うじゃないですか!」と突っ込む完璧なトライアングル。普段からできあがっている関係性、間合いがあったからこそ生まれた映画であることを、短い会話からも感じ取れる。
青柳翔
本作で青柳は場末の演歌歌手・横山田ヒロシとなり、“おばさま”ファンを金づるとしながらも、どこか憎めない男を演じた。町田は、ある事故で意識が戻らない彼女のために迷信を信じる盲目的な“いい人”タケルを演じ、鈴木は鋭い目つきと不気味な雰囲気をまとい、ヤクザ相手に刑務所送りにさせられた復しゅうを仕掛けるテツオとなった。青柳がとみに「因果応報」とアピールするのも頷ける、本来関わることのない3人が絶妙に絡み合う物語をまとめ上げたSABU監督の手腕が光る。
SABU監督とは映画『MR.LONG/ミスター・ロン』以来、2度目のタッグとなった青柳は、すっかり打ち解けた表情で「SABU監督って、冗談で言っているんだか、本気なのか分からない演出が入るんです」と説明。これには町田も「そうそう!」と身を乗り出し、筒井真理子演じるヒロシのファン・昌子にヒロシに間違えられ抱きつかれるシーンを例に挙げた。「『筒井さん、もっとやっちゃっていいですよ』という演出が入って、俺、目ん玉ぐらいまですごいチューされたんですよ…! SABUさんも『いいね、いいね!』と言っていたのに、本編を観たらばっさりカットでした(笑)」と、「何が正解かわからない」SABU監督の現場を満喫したムード。
町田啓太
味わい深く残るエンディングについて、「ネタバレ禁止」ギリギリの範ちゅうでそれぞれの解釈を表現してもらった。青柳は「それすら、冗談か冗談じゃないかわからない演出でした(笑)」と含み笑いをし、町田は「何て言ったらいいか…」と思案の表情。鈴木は「いまだに謎!」と、意味が分からないままラストシーンを演じていたことを告白。答え合わせをすることなく臨んだ姿勢を問えば、「エンディングに関しては、“こういうものだ”と思ったので、何にも聞かなかったです」と俳優としての顔を見せながら、「個人的に観たら、モヤモヤして、フラストレーションが超溜まっちゃいますけどね(笑)」と等身大の26歳・男の本音ものぞかせた。