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前田敦子、子育てという新たな“世界のはじまり”に胸弾ませる

映画

 歌手を夢見ながらリポートに全力投球する葉子の姿に、女優を志しながらアイドル活動をしていた自分が重なって見えたという前田。「当時、同世代の俳優さんたちと共演すると、皆さん、演技だけに没頭しているので、どんどん進んでいくんですよね。もちろん私は、アイドルとしていろんな経験をさせていただいて感謝はしているのですが、やりたいことが『これだ!』と明確に決まってくると難しくなってくる。私は1つのことにしか集中できないタイプなので、葉子が抱えているモヤモヤした気持ちは、すごくよくわかるんです」と心を寄せる。「当時、10代だったというのもありますが、AKB48時代はすごく生き急いでいたというか。もうちょっと落ち着いていればよかったと、今はそう思いますね。ただ、私自身が先へ先へと考えるクセがあるので、『落ち着いて』と言い聞かせながら、今は自分の一番いいペースを探しています」。

前田敦子
 本作を通して、「新しい挑戦は、成長につながる」ことを改めて実感したという前田。ちなみに今挑戦していることを尋ねると、「子どもが生まれたことによって、日常の全てが初挑戦。この経験も含めて、将来、自分が女優としてどうなっていくのか、すごく楽しみ」と声を弾ませる。さらに今回、前田が演じる葉子は、日本にいる恋人が心の拠り所で何度も連絡を取り合うシーンも描かれているが、母親となった今、「家族を見送る側になるとすごく心配。だから、これから子どものことを考えると怖いですね。私が見送らないといけないことがいっぱい出てくるんだなぁと思って」。そう語る前田の顔は、完全に子を思う優しい母親の顔だ。

 しばらくは育児に女優に多忙な日々が続くと思うが、「新しい挑戦」を糧にして、また一皮むけた女優・前田敦子の姿を見せてほしいものだ。(取材・文:坂田正樹 写真:高野広美)

 映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日より全国公開。

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