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元欅坂46の肩書は消えない――今泉佑唯、胸を張って「女優」と言えるように

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今泉佑唯
今泉佑唯 クランクイン!

 アイドルを辞めた選択肢に後悔はない――。インタビュー中、今泉佑唯はそう言い切った。2015年8月にアイドルグループ・欅坂46へ1期生として加入した彼女は、3年強の在籍期間をもって昨年11月にメンバーとしての活動を終了。今年1月からは事務所の所属が変わり“女優”としての人生を歩み始めた。「元欅坂46の肩書は付いてくるはずだし、それに対してネガティブな感情はありません」と本音を吐露した彼女は「一日でも早く胸を張って“女優”と言われるようになりたい」と自分自身の将来を見据えた。

【写真】今泉佑唯20歳 クールな表情からかわいい笑顔まで インタビューフォト集

■第一歩となった舞台では「いつ降ろされるんだろう」と追い込まれていた


 卒業後、アイドルから女優へと舵(かじ)を切った今泉。その背景には、グループ時代に一人で出演した連続ドラマ『恋のツキ』(テレビ東京)での経験があった。

 「作品では同級生に恋い焦がれる女子高生役を演じて、当時は一人でのドラマ出演が初めてでした。撮影を重ねるにつれて、お芝居の楽しさにも気が付いたし、自分の中で『もっと演技の世界へ飛び込みたい』という気持ちが日に日に増していったのも卒業後の進路を考え始めた理由だったんです。

 現場では台本に書かれていなくとも『泣いて下さい』と指示されたり、毎日のように変化があって。シーンごとに現場の皆さんが空気を作っている感覚も心地よく、この気持ちをもっと味わってみたいという思いもありました」。


 グループ卒業後、女優としての本格的な第一歩は、3月から4月にかけて大阪と東京で上演された、つかこうへい原作の舞台『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』だった。慣れない環境下では「自分がいつ降ろされるんだろう」というプレッシャーに苛(さいな)まれていたと明かす。

 「稽古中は楽しさもありましたが、本番が近づくにつれて、芸能界へ入ってから初めてといえるほどプレッシャーが増していったんです。精神的にも追い詰められて、トイレの窓からとっさに逃げ出そうとしたり。自分に何ができて、何ができないかも分からなくなってしまい、一人になると毎日のように涙が込み上げていました。

 でも、大阪公演の初日で周りの皆さんから『稽古では不安そうだったのに、本番で力を発揮できていた』と初めて褒められたんですよ。うれしかったですね。確実な手応えを得られたかといえば必ずしも満足できなかったかもしれないけど、声の出し方や一つひとつの所作など、終演後は反省点を『次に生かしたい』と前向きに考えられるようになりました」。

 その後、6月には三浦大輔監督によるフェイクドキュメンタリー『人間の証』(フジテレビ)へ出演。元アイドルでありながら「もしも、濡れ場のオファーが来たら」というセンシティブなテーマを演じ切り話題を集めた。

 「大筋の流れはフェイクでしたけど、活動について語った場面は自分の本音も含まれていたかもしれません。三浦監督の世界観に引き込まれすぎて、虚構のテーマ自体に対しても『ひょっとして私、濡れ場をやるのかな…』と、自宅へ帰ってから悶々(もんもん)とするほどのめり込んでいました(笑)。

 放送後は、SNSを通して視聴者の方からもたくさんの反響をいただき、真に迫ったからこそ『フェイクと知らずに見ていて引き込まれました』とか『一緒に泣いちゃいました』という声も聞こえてきたのでうれしかったです」。

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