富田望生、“容姿”がテーマの作品に前向き 「求められることがうれしい」
■ 容姿がテーマの作品への出演 「求められることがうれしい」
『宇宙~』やドラマ『ブスの瞳に恋してる 2019 The Voice』(FOD配信)、そして本作『私がモテてどうすんだ』と、容姿がテーマのひとつになった作品への出演が続いている富田。20歳の乙女が挑むには酷な役にも思えるが、「自分が求められることがうれしい」と明かす。
「そうした役を演じることに抵抗はないです。『私でいいんだ。精一杯がんばります!』という気持ち。もちろん、物語上、役として傷つくことはあります。でも役者としては、求められることがうれしいです」と言い切る。さらに本作については、ヒロインの変身をフックにしながら、もう1つテーマがあるという。「“好きだと思えるもの”を、自分の中で大切にしてほしい。自信を持って好きと言ってほしい。それが大きなテーマかなと思います」と、本作に込められたメッセージを解釈する。
若手実力派としての階段を駆け上がる富田。近年はカメラマンとして雑誌連載を持ったり、情報バラエティ番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系/毎週月曜〜金曜11時55分)で木曜レギュラーを務めたりと、女優業以外でも活躍中だ。「自分自身が楽しむことを大切にしています」と話す。さまざまなことを吸収しながら、唯一無二の女優になっていってほしい。いや、彼女ならなれるに違いない。(取材・文:望月ふみ 撮影:高野広美)
映画『私がモテてどうすんだ』は7月10日より全国公開。