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中村蒼 『エール』鉄男として受け取った“忘れられないセリフ”

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■ 役者として共感 藤堂先生からもらった忘れられない言葉

10月、福島を訪れた中村蒼。古関裕而記念館隣に設置された「喫茶・バンブー」の展示にて
 そのほかにも、本作からは多くの刺激を受けたという中村。その一つが、鉄男が藤堂先生(森山直太朗)からもらった、忘れられない言葉だという。

 「藤堂先生のセリフで、“誰か1人に向けて書かれた曲って、不思議と多くの人の心に刺さるもんだよな”という言葉があって。それは役者としても“本当にそうだな”と思いました。“自分をよく見せよう”などではなく、“誰かに届け”という思いで演じれば、思った以上の人に伝わるんじゃないかと思っています。その言葉は、これからも大事にしたいです」。

 新型コロナウイルスの影響で撮影休止を挟んだものの、無事に撮影が再開し、第22週では鉄男の家族のエピソードも描かれる。「撮影が休止となった影響で、全体の放送回自体は減っているのですが、そんな中で鉄男の家族を描いてくれてすごくうれしかったです」と喜びを口にする。「22週では、鉄男が自分の人生を振り返って、人の縁の大切さを噛み締める場面があります。僕にも大切に感じる縁がたくさんあるなと思いました。鉄男を通して、心に響くことがたくさんありました」と多くの宝物を手にしたようだ。

 来年、30歳という節目を迎える中村。「30代は、“誰と仕事をするのか”という人との縁を大切にして歩んでいきたい。必死に自転車を漕ぐだけですが、年齢を重ねるごとに自分のテリトリーから抜け出すことが億劫になってしまうかもしれない。でもそこを飛び越えて、いくつになっても挑戦していける人間になりたいです」と力強く語っていた。(取材・文:成田おり枝)

 連続テレビ小説『エール』はNHK総合テレビにて毎週月曜~土曜8時放送(※土曜は1週間を振り返り)。

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