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木村拓哉、新人時代を振り返り「若い時はもがいた方がいい」

エンタメ

■一緒に作品を作り上げた“生徒たち”への思い

 「柔軟な頭にしておかないと、偏った表現にしかならない」と風間を演じる上での心構えを語る木村。風間と生徒たちのやり取りが刺激的に描かれるが、「今回は200期の生徒たちを描く物語。同じ『教場』は『教場』でも、対峙(たいじ)する生徒たちのみんなが変わると、流れる空気や、生まれる空気も変わる」と現場の様子を述懐。

 200期の生徒を演じる若手キャストたちには、どのような印象を抱いたのだろうか? 第一印象は「非常に偏差値が高そう」というものだったというが、「一緒に作業をしてみたら、偏差値だけではなくて、しっかりと根性も持ち合わせている人たちだということがわかった」と印象に変化が生まれたと語る。

 「コロナ禍ということもあって、精神的にもタフな状況を求められた現場だった。監督の求めるものや、志も高い。でも誰一人、腐ることなく、最後までそれに食らい付いていた。これは前作の198期生にも感じたことなんですが、一緒に共同作業をやらせていただいた後には、風間という立場の影響もあるのか、みんなのことをどこか“ひいき目”で見てしまうようになるというか。“自分が送り出すみんななんだ”という目で見てしまう。本当にみんな頑張っていましたね」と親心のような愛情をのぞかせていた。

 撮影前には、生徒たちの所作訓練が行われた。その訓練には木村も立ち会い、「立ち会った瞬間、風間教場における教官と生徒の関係性が成立する。2作目にして、すでに名物化している」とにっこり。さらに「すごくうれしいことがあって」と続ける。というのも「味方(良介)や(工藤)阿須加、(三浦)翔平も訓練に立ち会ってくれた」と前作で中心人物となったキャストまで駆けつけてくれたそうで、「ものすごくありがたいこと」と心を込める。

■新人時代を振り返り「若い時はもがいた方がいい」

 200期の生徒役のひとりを演じる「Snow Man」の目黒蓮は、事務所の大先輩でもある木村との共演に感激の思いを明かしていた。ゴールデン帯のドラマには初出演となった目黒だが、木村は「初めてとは思えなかったですね。すごく真面目だし、ドラマや映画含め、これからもっといろいろな役をやってほしい」とエールを送る。「いつも必ず、“Snow Manの目黒です”とあいさつしてくれるんです。“もう覚えたよ”と思うんですけどね(笑)。一度、“アクセルをブンブンに吹かさない方が魅力的なのかな”と伝えたんです。彼は、“そういうことを言ってくれる人は初めてです”と言っていました」。

 愛情深く若手俳優陣を見つめる木村のまなざしが、風間の姿と重なる。木村自身、もがく若者の姿に触れることで、新人時代を思い出すこともあると話す。「(若い時は)もがいた方がいいよって思います。自分の経験上、もがいたとしても、“この先、まだもがくよ”ということしか言えないし」と穏やかに笑いながら、「でもすごくいいんじゃないですかね。無気力に存在するより、もがくことがちゃんとあって、それにカロリーを費やすことってすごくいいことだと、僕は思っています」と熱っぽく語っていた。(取材・文:成田おり枝)

 スペシャルドラマ『教場II』は、フジテレビ系にて2021年1月3日、4日2夜連続で各日21時より放送。

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