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有村架純、デビュー時と比べて「顔つきが変わった」 責任感ゆえの変化

映画

■デビュー時からの変化「顔つきが変わった」

 麦役として、有村とダブル主演を務めたのは菅田将暉。有村は「菅田くんは、相手のことを認めて、受け入れることができる人」と分析。「1ヵ月半の撮影期間で、絹と麦の5年間を演じなければいけなかったので、二人の距離感や空気感を、本番以外の時間で補うことが大事でした。撮影の合間には菅田くんとたくさん音楽の話をしたり、“絵しりとり”をしたり…(笑)。そういった濃い時間を過ごさせてもらったことで、しっかりと絹と麦の5年間を映し出すことができたと思います。麦役が菅田くんでなければ、そういった空気は生み出せなかった」と感謝があふれ出す。


 撮影期間中に、菅田も有村も27歳の誕生日を迎えた。有村は「先輩たちが作ってきてくれたものを受け取って、次の世代の子たちのために何が渡せるのか。そういったことを考える時期」と真摯(しんし)なまなざしで現在地を見つめる。2010年、17歳でドラマ『ハガネの女』(テレビ朝日系)で女優デビューした彼女。今日までの約10年においてどんな変化を感じているかと聞いてみると、「顔つき」とほほ笑む。

 「最近、特に顔が鋭くなったなと思います。“やり遂げなくてはいけない”、“こうしなければいけない”など、そういった責任を感じることが増えてくると、どうしてもキリッとしてしまう。昔の写真を見ると、やっぱり柔らかい顔をしているんですよね。幼さから、一つ気持ち的に大人になったことの表れなのかもしれませんが、もう一歩先に進んだところで、また新しい柔らかい表情になれるのかもしれない。早く表情がほぐれるときがくるといいなと思いながら、今はしょうがないのかなと思っています」とその変化は、彼女の誠実さの賜物(たまもの)だ。


 「心配性で“気にしい”な性格。バラエティー番組に出させていただいたりしても、しゃべりすぎたかなとか反省しちゃう。重たいし、面倒くさいですよね」と苦笑いを浮かべるほど、生真面目な性格。「先輩の女優さんから、“似たような役が続いているとか、ラブストーリーに携わることが多いと悩むことがあったとしても、今の年代でできるラブストーリーって、絶対に今しかできないものだから。やり切った方がいいよ!”と言っていただいたことがあって。演じる役の幅が狭くなっているのかなと不安になったりしていたんですが、30代、40代でまた新たな景色が見えるなら、今できることをやり切ろうと思うことができました。とにかく諦めずにやるしかない!」とどこか吹っ切れたように語る有村架純。これからの道のりに、彼女自身もワクワクしているようだ。(取材・文:成田おり枝 写真:曽我美芽)

 映画『花束みたいな恋をした』は1月29日より全国公開。

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