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有村架純、デビュー時と比べて「顔つきが変わった」 責任感ゆえの変化

映画

有村架純
有村架純 クランクイン!

 有村架純が映画『花束みたいな恋をした』で、希代の脚本家・坂元裕二とドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016、フジテレビ系)以来の再タッグを果たした。一つ一つ、経験をしっかりと積み重ねてきたからこそ、うれしい再会に恵まれたが、女優デビューから10年、“自覚する変化”について、有村は「顔つきが変わった」と告白。その真意に迫ると、彼女のひたむきな女優道の歩み方が浮き彫りになった。

【写真】「顔つきが変わった」と語る、有村架純の“顔”

■等身大のラブストーリーで実感「恋愛って、人生において大切なもの」


 本作は、『東京ラブストーリー』(1991)や『最高の離婚』(2013、共にフジテレビ系)、『カルテット』(2017、TBS系)など各時代において連続ドラマの金字塔を数多く手掛けてきた脚本家の坂元が、2020年の東京を舞台につづる恋物語。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦(菅田将暉)と絹(有村)の、バイト、同棲、就職活動など、二人で一緒に過ごした“忘れられない5年間”を描く。

 「ラブストーリーは数多く経験させていただいていますが、実は付き合い始めてからの物語をじっくりと演じるのは初めて。これまでは先生と生徒だったり、会えない二人だったり、なんらかの壁がある恋愛を演じることが多かったように思います」と新たな経験にもなったという有村。

 麦と絹の物語は、ファミレスでの告白や、小説の感想を言い合って楽しんだり、就職後に少しずつ気持ちがすれ違っていったり…と、あらゆる心の動き、会話がリアルで、誰もが自分の恋を思わず振り返ってしまうような瞬間にあふれている。本作を通して、有村は「笑ったり、泣いたり、嫉妬したりと、自分の感情がこんなにも豊かになるのって、恋愛くらいなのかなと思います。恋愛って、人生においてとても大切なもの。もしつらい恋だったとしても、それも自分を形成していく一部になっていく」と改めて実感したという。

映画『花束みたいな恋をした』より (C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
 脚本家の坂元と、再び仕事ができたことは大きな喜びだ。ディテールを積み上げ、リアリティーを生み出していく“坂元節”を堪能できる作品とも言えるが、撮影前に有村は「坂元さんにとってこれはどのような作品ですか?」と尋ねたのだとか。

 「坂元さんは“日記のようなお話です”とおっしゃっていました。“麦と絹が出会ってしまったことは、悲しい運命だったかもしれない”という言葉もすごく印象的で。映画や本など、好きなものをすべて共有してしまった二人は、たぶんこの先もそういったものに触れたときに、きっとお互いのことを思い出してしまうはず。自分の好きだったはずのものが、切ない思い出になってしまうわけですよね。それを“悲しい運命”とおっしゃっていて、坂元さんにしか表現できない言葉のようにも感じました」。

■坂元裕二がくれた力


 完成作は坂元と同じ試写会場で鑑賞したそうで、有村は「坂元さんは“すごく良かった”とおっしゃってくださいました」と感激しつつ、「私のことは“今でもよくわからない人。できればずっと知りたくない人だ”とおっしゃっていました。私は“知らないままでいてください”と答えたんです。坂元さんの中で、私についていろいろな想像をしてもらって、捜索していってほしいなと思って」と楽しそうにニッコリ。

 そんなやり取りからも、二人が厚い信頼関係で結ばれていることがわかるが、有村にとって坂元は、いつもどんな挑戦をさせてくれる存在なのだろうか。

 「坂元さんは、“ラブストーリーを書くときに気をつけているのは、わかりやすいシチュエーションに頼らないこと。そうではない方向で戦うために、自分に課題を与えながら臨んでいる”ということをおっしゃっていて。私も近年、わかりやすいキャラクターではなく、等身大で、あまり目立たないような人物を演じることが多く、すごく難しいなと感じることがあるんです」と市井の人を演じる上では苦労もあるというが、「坂元さんがわかりやすさに頼らず勝負していると聞いて、私自身もそうありたい、勝負していきたいと感じました」と力をもらったと話す。

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