“真の英雄”はどこに？ 『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』第4話、超人血清をめぐる争いが思わぬ方向へ… 【PR】
海外ドラマ
マーベル・スタジオのドラマシリーズ『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』の4話が4月9日、「Disney+（ディズニープラス）」で配信された。ラストに激震が走る新エピソードでは、キャプテン・アメリカの盾が血まみれになるという衝撃映像も…。一方のサムはついに、「フラッグスマッシャーズ」のリーダー、カーリと対話する機会を得る。ジョン・ウォーカー（新キャプテン・アメリカ）とレマー（バトルスター）、サム（ファルコン）とバッキー（ウィンター・ソルジャー）、2組のバディが織りなす対比もみどころだ。今回も、クランクイン！では4話視聴後に編集部で作品にまつわる座談会を実施。マーベル好きの3人が作品を通して感じたことを語り合った。
『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』 ディズニープラス公式サイト
■ 求められるヒーロー像
『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで独占配信中 （C）2021 Marvel
Nana（ライター）：今回はすごく胸をえぐられるエピソードでした…。血塗られた盾が象徴することや、物語っていることが大きすぎて胸が痛いです。この出来事までに描かれてきたジョン・ウォーカーの心の動きも、どこか共感する部分があって余計に響いてしまいました。
編集部A（男性）：ジョン・ウォーカーの空回り具合は痛々しくて、辛かったですよね。キャプテン・アメリカを背負うプレッシャーや、力量が足りないことへの悔しさ、やりきれなさなど、もどかしい気持ちになりました。（ワカンダの親衛隊）ドーラ・ミラージュに勝てなかったことも相当悔しかったんじゃないでしょうか。
『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで独占配信中 （C）2021 Marvel
編集部B（女性）：前のキャプテン・アメリカが偉大すぎるんですよ。超人血清を打っていたからではなくて、スティーブの考え方自体が“英雄”だったんですよね。
『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで独占配信中 （C）2021 Marvel
Nana：カーリが新たなヒーローだと仲間から言われているシーンも印象的でした。「痛みを知っているヒーローが必要」だと言われたことで、カーリがなぜフラッグスマッシャーズとして危険を冒してまで自分の考える正義を貫いているのかが徐々に明らかになっていて。改めて、指パッチン後の世界における“キャプテン・アメリカ”って結局誰が適任なんだろうって考えちゃいました。
■ それぞれが追い求める正義
『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで独占配信中 （C）2021 Marvel
編集部A：第4話はジョン・ウォーカーだけでなく周りの人たちの生き方も“ヒーローとは”というテーマに繋がっていましたよね。特にジョン・ウォーカーは自分のために戦っているように見えたけれど、フラッグスマッシャーズやサムは他者や世界のために戦っているという対比も感じました。
編集部B：ジョン・ウォーカーも自分なりの正義を貫けばいいのに、スティーブに囚われすぎていて抜け出せていないのを感じます。スティーブの呪縛がなければ、あそこまで追い詰められなかったかもしれない。逆にサムの方が自分なりの正義を持てているように見えますね。
『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで独占配信中 （C）2021 Marvel
Nana：MCUは折に触れて“正義”をアップデートして描き直しているのが面白いですよね。『ファルコン＆ウィンター・ソルジャー』は観る立場によっても支持するキャラクターが変わってくるんじゃないかと思いました。国や人種、置かれた立場によってはカーリやサムの気持ちは他人事じゃないですから。
編集部A：まさにそう思います。僕たちは日本人として見ていますが、ヨーロッパやアメリカ、中東の人はそれぞれ違った感想を抱くかもしれませんね。あと残り2回ですが、どうなっていくことやら。様々な想いが交錯した世界を誰が救うことになるのか、そして盾のゆくえも気になります。
『ファルコン＆ウィンターソルジャー』は、ディズニープラスにて独占配信中。
提供：ディズニープラス
