「嘘や偽りはすぐバレる」 高橋ひかる、躍進のきっかけは「自分らしく」
バラエティー番組『スクール革命!』(日本テレビ/毎週日曜11時45分)などで見せる関西弁キャラや、自身のYouTubeチャンネルやラジオ番組での飾り気のない素顔で人気を集める高橋ひかる(高は正式には「はしごだか」)。だが、以前は2014年グランプリ受賞の「全日本国民的美少女コンテスト」の印象で、本来の自分とは違う優等生なイメージを持たれることが多く、自身も「そうしなきゃ」と“素”を見せないでいたという。でも今は違う。5月22日スタートの主演ドラマ『春の呪い』(テレビ東京系/毎週土曜23時25分)で、さらなる飛躍を狙う高橋が躍進のきっかけを語った。
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■嘘(うそ)や偽りはすぐバレる
人気芸人たちとも堂々と渡り合い、清楚(せいそ)な見た目とのギャップもあってブレイク中の高橋。決して無理をしているわけではなく、むしろ今の姿が“地”だ。「今の時代って、嘘をついたり偽っていたりすると、視聴者の方にすぐバレるんです。だから変に嘘はつかないようにしています」と日頃の心掛けを語る。だが、「以前は(出身である滋賀県の)関西弁が出そうになると抑え込んでいたんです」と明かす。
封印していた関西弁を解禁することで、「『自分らしく』いられるようになった」という高橋。そのことで、「『全国ネットなのにどうして関西弁で話すんだ』という声もある」というが、「そういうご意見があることは受け止めながらも、自分らしくいられるようになったことで、評価していただけるきっかけになったのかな、と思います。 ただ、関西弁を“あえて使う”ということもないんです」と穏やかにほほ笑む。
一方で、役者が素を見せることには懐疑的な意見もある。しかし「そこは心配していない」と言い切る。「私は今まで自分を偽って表現してきました。生徒会長みたいなイメージを持たれたりすると、『そうしなきゃ』と思ったり」と振り返りながら、「でも今は、そうしたことは意識せずに、自分が表現したいこと、やりたいことを正直にやっています」と前が開けた様子だ。
■以前は前室で「ポツンとしていたんです」
「自分らしく」への橋渡しとなったバラエティー番組などでは、「とにかく周りをよく見るようにしている」という。「人が話していることをよく聞いて、VTRもちゃんと見て、そこから受ける感情を真っすぐに受け取って、素直に表に出すように」と努めているが、「最初はやっぱり緊張してしまって、妙な汗をかいていました」と苦笑いを見せる。
「例えば普段の生活で、話を聞いていて『そうだよね?』と自分に振られたとしても、ビックリしませんよね。でもバラエティー番組だからと、力が入ってしまっていたんです」。そのことに気づいたときから、「力を抜いて臨めるようになりました」と成長を語る。
そうした経験を通じて、もともと苦手だった周囲とのやりとりにも変化が訪れ、次第に共演者とコミュニケーションを取れるようになった。「以前はバラエティーの前室でもポツンとしていたんです。でも、いろんなお仕事をされている方が集まって、すごくぜいたくな場所にいるのに、そこでお話をしないのはもったいないと思うようになって」。
この心構えが、結果としてあらゆることへの事前準備につながり、ドラマの現場でも生きることに。「YouTube、モデル、バラエティー、そしてドラマと、それぞれ別々のお仕事と考えて取り組んでいますが、始まる前の空気づくりが大切だというのは、同じだと思います。そうすることで、カメラの前での自分の気の持ちようも楽になりました。どの現場でも、頼もしい方に囲まれているので、頼らないのはやはりもったいないですしね」。