「嘘や偽りはすぐバレる」 高橋ひかる、躍進のきっかけは「自分らしく」
ドラマ
■ひたすら脚本と向き合った主演ドラマ
ドラマ『春の呪い』より（C）テレビ東京
主演ドラマ『春の呪い』にも成果が出ている。最愛の妹を亡くし、その妹の婚約者だった男から交際を申し込まれるという難しい役どころを演じる高橋だが、「監督やスタッフの方たちと相談しながら夏美を作っていきました。そこは大きな変化だと思います」と自らの成長を受け止める。ちなみに現場では、「座長！」と盛り上げてもらっているとか。
「工藤（阿須加）さんや周りのスタッフさんが、冗談で、『座長』『座長』と（笑）。工藤さんのことはお兄さんのように、本当に尊敬していますし、信頼しています。（妹役の）桜田（ひより）さんにもすごく支えていただいて。今回、特に難しいシーンの多い作品ですが、周りにパワフルな方が多くて、とても心強いです」とにっこり。
ドラマ『春の呪い』より（C）テレビ東京
脚本への向き合い方もこれまで以上に濃い作品になった。「ひたすら脚本と向き合いました。参考にできるような題材がなかなかなくて。それにほかのものからインスピレーションを受けてしまうと、そこに影響されてしまうので、とにかく脚本を読み込んで。今まで携わらせていただいたどの作品よりも、一番肌身離さず台本を持って、時間があれば読んで役と向き合っています」。
今年、連ドラ2本目となる高橋だが、自身のブレイクの裏で、女優としては2年弱の空きがあった。意識の変化を経た今、女優・高橋ひかるとしても一皮むけているはずだ。（取材・文：望月ふみ 写真：松林満美）
ドラマ『春の呪い』はテレビ東京系にて毎週土曜23時25分放送。
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