乃木坂46・星野みなみ、新内眞衣、梅澤美波が明かす それぞれの“卒業”への思い
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■それぞれの“卒業”への思い
――メンバーの卒業は、皆さんそれぞれが卒業を考えるきっかけにもなりそうです。そこで、一人一人お聞きしたいのですが、まず、松村さんと同期の星野さんから。1期生も松村さんの卒業で7人となりますが、変化の中で、自身の卒業を考えることはありますか?
星野:卒業していく子たちを見送るのは寂しいし、年々、考える度合いも高まっている気がします。毎回のシングルも「卒業したとき後悔がないように」と取り組んでいるし、そのために精いっぱい頑張ろう、楽しもうと思っているから。きっと卒業を考えていない子はいないと思います。
――29歳の新内さんは、グループの最年長メンバー。アイドルとしてはやはり“セカンドキャリア”を考える時期と言われることも多いと思いますが、自分の卒業を考えますか?
新内:みんなと一緒で考えないことはないですけど、正直、こうした話題をずっと避けてきたんです。卒業を匂わせるような発言をすれば、ファンの皆さんは「もうすぐ辞めてしまうのかな」と不安になってしまうと思いますし。だから、先のことは言わないようにしています。ただ、29歳になってからよく「30代をどう過ごしたいか?」と聞かれるようになって。目上の方からもよく「30代が一番楽しいよ」と聞くので、楽しく人生を謳歌(おうか)していきたいです。
――梅澤さんはじめ、12名の3期生は卒業生がゼロです。それでもやはり、先輩方の卒業を受けて思うところはありますか?
梅澤:やっぱり、考えることはあります。「3期生はこれからだよね」と言っていただける機会も多いですけど、正直、卒業となると加入した時期やメンバーとしての経験年数も関係ないと思っていますし。みんな先を見据えて活動しているから、考えていない子はいないと思います。
1期生から3期生まで、加入した時期が異なる3人が語ってくれたそれぞれの思い。メンバーの卒業は、寂しさが残るばかりではない。次の道へ進もうと決断したメンバーを見送った先で、グループの形が変化していくのも乃木坂46ならではのドラマ。最新シングルでの活動を経て、彼女たちはまた強くなっていくだろう。(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:高野広美)
乃木坂46の27thシングル「ごめんねFingers crossed」は6月9日発売。