漫画を愛する橋本環奈 実写化は“どれだけ原作を愛して挑むか”が課題
漫画原作の実写化において厚い信頼感を得ている俳優といえば、橋本環奈を思い出す人も多いはず。2019年に公開されて大ヒットした『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の続編となる『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』でヒロイン・四宮かぐや役を再び演じた橋本だが、自身も「1日に10冊くらい漫画を買っている」というほど漫画好きなこともあり、原作ファンの視点を忘れずに役作りに臨んでいるという。橋本が漫画原作の実写化に注ぐ情熱とともに、「弱点や悩みごとは口にしないようにしています」という“強さの秘密”を語った。
【写真】橋本環奈、かわいい撮り下ろしインタビューフォト
■“みんながついていく”平野紫耀の頼もしさと笑いのセンスに感服!
本作は、累計発行部数1650万部を超える人気漫画の実写映画化第2弾。生徒会会長の白銀御行(平野紫耀)と副会長の四宮かぐや(橋本)が、お互いに惹(ひ)かれ合いながらも「自分から告白したほうが負けである!」と思い込み、いかにして相手に告白させるか恋愛頭脳戦を繰り広げる。
2年ぶりに『かぐや様は告らせたい』の世界に飛び込んだ橋本。撮影が始まる前は、「感覚として鈍っていないかな」と不安もあったというが、「前作を見返して真似をするのも違うなと思ったので、前作と同じように、原作を読んで“かぐやってこういう人物だよな”と研究していきました」と役作りを述懐。すると「2年という年月を感じることなく、かぐやに戻ることができた。今までやってきた役って、やっぱり自分の中に蓄積されていくもので、なくなっていくものではないんだなと思いました」と俳優業の醍醐味(だいごみ)も味わった様子だ。
すんなりとかぐやに戻ることができたのは、生徒会のメンバーのおかげでもあると続ける。「初日を迎えて生徒会のメンバーに囲まれたときに、居心地がすごくよくて。その空気感や距離感のおかげでより、かぐやの感覚がつかむことができた」と感謝しきり。
King & Princeの平野紫耀演じる白銀とかぐやの息の合った掛け合いは、本作の要となるもの。平野と再共演を果たし、橋本は彼のすごみを改めて実感したという。
「前作よりも一層、“みんなが平野さんについていく”という雰囲気がありました」と頼もしさを感じたそうで、「映画の撮影が終わったあとにも、別のお仕事へ移動したりと、平野さんがお忙しくしているのをみんなも間近で見ていました。それでいて、人一倍頑張っている姿も見ていました。だからこそ、みんなも“頑張ろう”と気合が入るところもあったと思います」と回想。一方で平野の天然な言動も現場を大いに盛り上げたそうで、「“お祭りにはお祭り騒ぎが必要だと思わないか?”という白銀のセリフがあったんですが、“お祭りにはお祭りワッショイが必要だと思わないか?”と言い間違えていました(笑)。ご本人は言い間違えたことに気がついていなくて、私と佐野(勇斗)くんでニヤニヤしてしまって」と大笑い。「バラエティ番組に出ても、一言で笑いを取れるのが平野さん。天才的なワードセンスがありますよね」と称えていた。