もう中学生、ブレイクも狂気も自覚なし 意外にも「テレビではテンションを下げている」
◆自分は狂気じゃない――周りの芸人のヤバさにへこむことも
――もう中学生さんの魅力を語るときに「狂気」という言葉がよく使われます。ご自身はそれをどう受け止めていますか。
もう中:そんなことは本当にないなと。芸人さんは皆さん、隠しているだけで、狂気の部分やヘンテコリンな部分があるので、僕は普通の部類だと思います。
――ご自身よりも狂気を感じるのはどなたですか。
もう中:みんなヤバいですよ。(とにかく明るい)安村さんとか、僕なんかへこんじゃうくらいヤバいです。シソンヌくんとかジャンポケくんとかチョコプラくんとか、(『有吉の壁』で)なじみのみんなは本当にすごくて。みんな面白いし、すごいので、帰りのバスの中で電気を消してもらってちょっと話すと、いつもへこんじゃうんですよね。
――反省会みたいなことをするのですか。
もう中:「アハハ」「オホホ」笑いながらなんですけども、みんなで「あのとき、悔しかったね」「あのとき、こうだったね」と振り返るのを聞いていると、みんなずっと諦めていないし、365日ずっとお笑いのことを考え続けているんだなと思って。やっぱりそういう人たちの方が、良い意味でヤバいなと思うし、すごく努力していらっしゃるし。
◆「おじいちゃんおばあちゃんと声を出そう」教室に通う日々が今につながる
――最近はMCやレポーター、ナレーションなどさまざまな分野で活躍されています。「やっと時代が追い付いてきた」と言われることもありますが。
もう中:そんなことは全くないです。ただ、週に3、4回、海とか川で、一人で練習したり、こっそりですけども、おじいちゃんおばあちゃんたちと声を出そうという教室に行ったりはしていたことは何かにつながったかな、と。一時期仕事が全然なくて、もう何をして良いか分からず、ワンコインで学べる『おじいちゃんおばあちゃんたちと声を出そう』みたいな教室に平日の昼間に通って、声出しするくらいしかやることがなかったので。
――今のベースにはワンコインでおじいちゃんおばあちゃんと学んだ発声法があったのですね!
もう中:そうですね。17~18年目(2017~2018年)くらいからやり始めて、意味あるのかなとは思ったんですが、平日の昼間に家でボーっとテレビを観ているよりは何か動き出さなきゃなとは思っていたので。
――「まだ全然行きたい場所に行けていない」とおっしゃいましたが、今ご自身が考える「行きたい場所」とはどんなところでしょうか。
もう中:今もとってもとっても幸せなんですけども、まだまだ見たい場所、見たことがない場所はたくさんありますね。例えば、東京ドームでお笑いをするとか。
――東京ドームは、段ボールが映えそうですよね。
もう中:確かに。段ボール映えする場所は他にもいろいろありそうですし、海外でもネタをやってみたいです。ただ、今こうしてお笑いができていることが夢にも思っていなかった事柄なので、もっと感謝を持って頑張んなきゃなと思っているんですけど。
――ところで、『~おグッズ!』をはじめとしたバラバラ大作戦枠で放送中の番組の中から一番面白い番組を投票で決める企画『バラバラ大選挙』が開催されます。グランプリを獲得すると特番が制作されますが、グランプリ獲得の際にはどんなことをしたいですか。
もう中:お選挙を経て、ますますおグッズがたくさんの人に届けられるようになれば良いなと。でも、それには普段の日頃の生活の中でいろいろ吸収することや、新たなおグッズを考えることなどが大切だと思いますので、あまり気張り過ぎず、かと言ってご一票はたいへん欲しいので、よろしくお願いいたします。
――ライバルとして注目している番組はありますか。
もう中:『ホリケンのみんなともだち』(テレビ朝日ほか/毎週火曜25時56分)でございますね。ホリケンさんは最高に面白いし、すてきだし、ライバルというか好き!なので、注目はホリケンさんでございます。(取材・文:田幸和歌子 写真:高野広美)
『もう中学生のおグッズ!』は、テレビ朝日ほかにて毎週月曜26時36分放送(※12月13日は26時41分放送)
【TELASA presents バラバラ大選挙】
「バラバラ大選挙」特設HPにて、12月20日(月)~2022年1月10日(月・祝)に投票受付。1月下旬グランプリ発表予定。