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もう中学生、ブレイクも狂気も自覚なし 意外にも「テレビではテンションを下げている」

エンタメ

もう中学生
もう中学生 クランクイン! 写真:高野広美

 『有吉の壁』(日本テレビ系)への出演や、お笑いコンビ・麒麟の川島明が『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で無観客ライブ配信について紹介したことなどを機に、再ブレイク中のお笑い芸人・もう中学生。その“実力”は、マツコ・デラックスをして「今一番好きかも」「一言でいうと“ヤバい人”」「狂気」と言わしめるほど。実は一時は仕事が激減、芸能界を引退して地元・長野に帰ることも考えていたという彼が、あれよあれよとブレイクし、10月からは冠番組『もう中学生のおグッズ!』(テレビ朝日ほか/毎週月曜26時36分※12月13日は26時41分放送)もスタート。「タレントグッズ集め」という趣味を生かして、持ち前の“狂気”を存分に発揮している。そこで、本人にインタビューすると、どういうわけか大きな太鼓とともに登場したのだった。

【写真】実は写真が苦手だという“もう中” ちょっぴり緊張気味な撮り下ろしショット

◆テレビでは「常にテンションを下げています」

――太鼓は、何かのグッズなのでしょうか。

もう中学生(以下 もう中):あ、いいえ。なんか落ち着くから、持ってきただけです。(撮影を一緒に?)いえ、太鼓は大丈夫です。

――!?(笑) 取材の現場にはよく大きなモノなどを持って行かれるのですか。

もう中:そうですね。今日のお取材とかロケとかも、関係のない物を持って行ってしまって。お迎えに家まで来ていただいたんですけども、必要な物は全て載せたのに、「ちょっと待ってください」と、全く関係ない段ボールを取りに行ったんですよ。

――初冠番組の『もう中学生のおグッズ!』のオファーを受けて、どんなことを感じましたか。

もう中:いやあ、スタッフさんを前に言うのも何ですが、正直、「やばいな」「どうしよう」という不安しかなかったというか。まさか自分が冠番組を持つことがあるなんて考えながらテレビさんを観たことがないので。そもそも自分がテレビに出られることすら夢にも描いていなかったので、「ご迷惑かけたらどうしよう」「どうやってそれに対応できる自分になれるだろう」と日にちを数えていました。急にお笑いを覚えることもできませんから、焦りましたね。

――実際に番組を拝見すると、焦りとはほど遠く、すごく自由に見えて、カオスです。

もう中:自由にのびのび楽しくやらせていただいています。それに、朝、ロケが始まる前に必ず助六(寿司/稲荷や巻き寿司)を差し入れで頂けるんですよ。思わず長野の友達にも自慢したくらい。僕、助六が好きだと言ったこともないのに、「そこまで僕のことを知ってくださっている方々なら、もうやるしかないじゃん!」と。そこまでしていただいたり、乗らせていただくお車も光沢があったりして、「めちゃくちゃ光ってるじゃん!」というところから、「やらねばな!」と思いました。ただ、「やらねばな!」と思った瞬間に、僕は、見た目が気持ち悪くなっちゃうんです。

――「見た目が気持ち悪く」と言うと?

もう中:テンションが上がって、キャッキャキャッキャし出すので、駄目だなと思って。

――いつもはキャッキャキャッキャしていないんですね。

もう中:そうです。1度やる気になってグッと握りこぶしになるんですけど、その後に「あっ、これで力が入ったら変な感じになっちゃう」と思って、テンションを下げているんですよ。

――いつもテレビに出ているときは、テンションを下げた状態なのですか。

もう中:そうですね。

――そうなんですね! むしろしゃべり方などはテンションを上げて作られる芸風なのかと思いました(笑)。

もう中:常にテンションを下げていますね。暗い世の中なので、以前はずっと世の中の皆さんを明るく笑顔にしたいという思いでテンションを高くしていたんですが、親にもいろいろ言われるし、どこに行ってもハマらず、仕事がすぐ終わってしまったので、何が駄目だったのかとこの10年間考えていました。そしたら「あっ、テンション、間違えていたな」と思って。

――ずっと同じ芸風を貫いていらっしゃる印象がありました。

もう中:芸風は貫いているというか、段ボールお笑いしか思いついたことがないのです。


◆お笑い以外に興味はない 限界を感じつつも「僕だけは諦めていないからね」

――再ブレイクのきっかけとして麒麟の川島さん、有吉さんのお名前を挙げていらっしゃいますが、ご自身では再ブレイクの理由をどう分析されていますか。

もう中:いや、自分の中では1回目のブレイクがあったとは思っていなくて、自分の中ではずっと夢はかなっていなかったんですよ。ずっと自分の行きたいところに行けたり、やりたいことをちゃんとできたりしているわけではなく、あるとき、限界を感じて。それで、会社にも「もう僕には期待しないでくれ」と宣言していたんです。ただ、僕自身は自分の中でこっそり「周りにはこう言っているけど、僕だけは諦めていないからね」と自分に言い聞かせていたんですよ。

――「限界」と感じた理由は何だったのですか。

もう中:この何年間かは正直、周りに僕のことを知らない人が多くて。実際に単独ライブのチケットを売っても、何十人とかしか集まらなくて、宣伝も自分でやって手売りしなきゃいけない状況でした。それでも家に帰って一人になると、自分自身に「諦めていないからね」と言い続けていました。1日もお笑い以外のことは考えないようにしていました。他の誘惑には興味を持たなかったのが良かったかなと思います。今後も興味ないですし。

――お笑い以外には何も興味がない、と。

もう中:キラキラした景色とか、新しくできた物とか、楽しそうだな、良いなとは思うんです。でも、1度きりの人生だから、だったら自分の欲しいキラキラしたものは自分で手にしたいなと。まだまだこれからですけども。

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