日向坂46・丹生明里、松田好花、上村ひなのが振り返る『ひらがな推し』 “成功”と“失敗”の経験、バラエティーでの苦労とは
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――『ひらがな推し』時代はバラエティー番組での経験も今よりは少なく、失敗もあったかと思います。正直、自分なりに「思いっきりスベってしまった…」など、覚えている放送回はありますか?
丹生:メンバーみんながひな壇の座布団に座り、大喜利へ挑戦した「ドキッ!ひらがなだらけの大喜利大会!」です。初挑戦の大喜利でフリップを出しても、ほかのみんなが「ふ〜ん」みたいな…(笑)。回答を出しても「あぁ…」みたいなリアクションが多いときに「うわぁ…」とヘコんで。「全然おもしろいこと言えなかった」という気持ちをたくさん味わいました。
――当時の回答は覚えています?
丹生:何だったんだろう…。もう、全般的に。オンエアされていた自分の回答全部「面白くなかったな」って(苦笑)。
松田:オンエアで結果発表を見る感じなんです。私は大喜利のお題「けやき坂46におじいちゃんファンが急増した理由とは?」で、けやき坂46の曲「ひらがなで恋したい」をモジッて「おじさんで恋したいがリリースされる」と書いて。現場はシーンという感じでしたし、オードリーの若林(正恭)さんもモジッたことに気が付かなくて「あ、ハイ」みたいに流されてしまったんです(笑)。
でも、その後放送した「企画プレゼン大会」で「ひらがながっきょく うんどうかい」をプレゼンしたときに「ひらがなの曲名のボケをスルー」と若林さんに向けたネタとして生かせたし、失敗しても回収できるのが分かって。それがいいなと思いました。
――失敗ものちのフリにできるのは、心強いですね。丹生さんや松田さんが苦戦していた話が出ましたが、上村さんはいかがですか?
上村ひなの
上村:目立って何か失敗した記憶はないですけど、何も発言できずに収録が終わってしまうときが多かったです。何か話題を振られても「はい」や「いいえ」としか言えなかったり。当時はまだ中学生でしたし、大人の方とどう話せばいいかも分からなかったです。まだまだですけど、最近になってようやく人間らしい会話ができるようになってきたかなって。「はい」と「いいえ」以外の形で、答えられるようになってきました。
――自分でも実感できるほど成長したんですね。ちなみに、今の「ひなあい」ではひな壇からのガヤも番組にとって欠かせない要素となっていますが、『ひらがな推し』時代は誰かがスベったときにフォローするなど、ひな壇の様子はどうでしたか?
丹生:例えば、先ほどの大喜利でもみんな自分にいっぱいいっぱいで。ほかのメンバーのネタを聞けてない感じだったのかなと思います。今は、スベったらスベったでいいと考えられるようになったし、若林さんも「勇気あるね〜」とフォローしてくださるのがありがたいです。
――実際、今の「ひなあい」ではオンエアにならなかった場面でもガヤを積極的にやってるんでしょうか?
松田:やってます。特に…
丹生&松田:(声をそろえて)久美さんが(笑)。
松田:久美さんを筆頭に。常にしゃべっていると思います。
丹生:久美さんの隣の席になったとき「こんなにいっぱいしゃべっているんだ」と分かって。隣で乗っかって「そうだよ〜」と自分も紛れ込むみたいな(笑)。そこで「こうしたらいいんだ」と学んできたし、久美さんの存在は大きいです。
松田:久美さんのすごさは『ひらがな推し』時代からだったと思います。流れの中で「誰か何かある?」となったとき、一期生の(加藤)史帆さんと共に先陣を切ってくださっていました。