鷲と鷹〈1957年〉
【解説/みどころ】
井上梅次が石原裕次郎と三國連太郎の初顔合わせで監督した海洋アクションの力作。貨物船“海洋丸”に、船長を父の仇と狙う若者と、保険金目当ての偽装沈没計画をかぎつけた刑事が、ともに水夫に化けて乗り込んでくる。二人は反目しあいながらも最後は協力して危機を乗り越える。井上梅次監督がボクシング映画の秀作「勝利者」に続いて演出した石原裕次郎主演作である。井上監督は裕次郎と二人の女の三角関係、三國連太郎との重量感あふれる殴り合い、そしてクライマックスのロケ、セットを巧みに併用した大暴風雨シーンと盛りだくさんの内容で、一級の娯楽作品に仕上げた。特に当時、東洋一の設備を誇った新設ステージにおける日活特撮陣入魂のスペクタクル・シーンは迫力十分で、この後、日活でこの種の大規模な海洋アクション映画が作られなかったのは惜しまれる。裕次郎は名優・三國を相手に堂々たる主演ぶりを見せ、「俺は待ってるぜ」を経て井上監督による「嵐を呼ぶ男」のドラマー役で国民的大スターに成長する。
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