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新ドイツ零年

【解説/みどころ】
1990年代ゴダールの幕開けを高らかに宣した、内省的な、そして孤独な映像詩。ベルリンの壁が崩壊した1990年。旧東ベルリンに潜入していたスパイ、レミー・コーションを捜し出すべく、元軍事情報部のゼルテン伯爵が動いていた。やがてゼルテンは、小さな町の美容院に身を隠していたコーションを発見、二人は西を目指す……。旧東ベルリン市内をめぐりながら、次々と引用されるドイツ文学、ドイツ的なるものへのオマージュと追想。切り刻まれた音(楽)と、孤独の翳りを帯びた映像のポエジー。1980年代を“光への闘争”としてきたゴダールがたどりついた、哲学する映画とも言いうる一編。主役には、「アルファヴィル」のE・コンスタンティーヌ。当初は58分の作品だったが、ヴェネチア映画祭に出品する際、出品規定(60分以上)に合わせるべく4分が追加され、現在ある形となった。


キャスト
ハンス・ツィッシュラーエディ・コンスタンチーヌクラウディア・ミチェルゼンキム・カシュカシャン
スタッフ
監督: ジャン=リュック・ゴダール 脚本: ジャン=リュック・ゴダール
原題
ALLEMAGNE ANNEE NEUF ZERO
上映時間・制作年
62分/1991年
制作国
公式サイト
https://www.zaziefilms.com/zero/
配給
ザジフィルムズ


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