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あにいもうと〈1953年〉

【解説/みどころ】
東京近郊、多摩川べりの田舎町。荒っぽい性格だが妹への愛は人一倍の兄と、いったん東京に出たものの年下の学生の子をはらんで再び兄のもとへ帰ってきた妹の、深い兄弟愛の世界を描いた作品。1936年、江口又吉脚本、木村荘十二監督のコンビで映画化された、室生犀星の同名小説の2度目の映画化。今回の脚本は成瀬とのコンビは定評のある水木洋子。成瀬の全盛期に撮られた傑作で、彼にとっては最後の大映映画でもある。登場人物の小さなしぐさや軽い目配せを緻密に組み立てて、ドラマの情緒をつかんでいく演出はまさに名人芸の域。成瀬の1953年作品に見られる、「夫婦」「妻」そして「あにいもうと」といったタイトルは、彼の作品世界のよって立つ場所を、これ以上ないほど明確に教えてくれる。


キャスト
京マチ子森雅之久我美子堀雄二船越英二山本礼三郎浦辺粂子高品格
スタッフ
監督: 成瀬巳喜男 脚本: 水木洋子 原作: 室生犀星
上映時間・制作年
86分/1953年
制作国
日本


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