冬の光

【解説/みどころ】
ベルイマンはプロテスタントの上級僧職者の息子だが、この「冬の光」は、僧職に就かなかった彼が、もし家業に就いていたらという仮定のもとに作られた、自伝的要素を含んだ作品。“神の沈黙”といわれる3部作の第2編にあたる。ベルイマン自身が“神”を常に意識しながらも、“僧職”におさまり、偽善的な教えを反復するには至れなかった苦悶が感じ取れる。細心の注意を払ったルンドグレンによる教会内部のセットと、超高感度フィルムを使用して映し出した光の明暗の美しさが出色。
- キャスト
- グンナー・ビョーンストランド/ イングリッド・チューリン/ マックス・フォン・シドー/
- スタッフ
- 監督: イングマール・ベルイマン 脚本: イングマール・ベルイマン
- 原題
- NATTVARDSGASTERNA
- 上映時間・制作年
- 82分/1962年
- 制作国
- スウェーデン
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