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今宵かぎりは…〈1972年〉

【解説/みどころ】
年に一度のネポムークの祭り。この日を祝ってボヘミアの貴族たちは一晩かぎり、召使と主人の役割を交換する。ひなびた城館の広間で、テーブルにつく召使たち。給仕役は主人たちだ。やがて旅芸人の演目が始まる。甘くノスタルジックな恋の歌、官能的なサロメのダンス。バイオリンの音に合わせて、召使と主人たちが広間を行き来し、混じり合う。感情ぬきの無言の交換。そしてすべては再び元に戻っていく。緩慢な動きに終始する登場人物たちを、据えっ放しのカメラで捉え続ける一貫した演出スタイルが、観る者を夢魔的な時空に運び去り……。スイスの異才シュミットのデビューを飾る、倒錯美の起爆剤。


キャスト
イングリッド・カーフェンフォリー・ガイラー
スタッフ
監督: ダニエル・シュミット 脚本: ダニエル・シュミット
原題
HEUTE NACHT ODER NIE
上映時間・制作年
90分/1972年
制作国
スイス


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