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“映画”を愛するすべての人へ 巨匠チャン・イーモウ最新作公開決定&ポスター解禁

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映画『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』メインビジュアル
映画『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』メインビジュアル(C)Huanxi Media Group Limited

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チャン・イーモウ

 中国の巨匠チャン・イーモウ監督最新作『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』が5月20日より公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルが解禁された。

【写真】『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』日本版ポスター

 これまで米アカデミー賞の国際長編映画賞に3度ノミネートされるなど多くの映画祭で華々しい受賞歴を誇り、現在開催中の北京冬季五輪では開・閉会式の総監督を務めたことも話題を呼んだチャン・イーモウ監督。そんな中国を代表する巨匠の最新作となる本作は、広大な砂漠を映し出す圧倒的な映像美を背景に、娘への父の想いを描いた感動作だ。

 主人公の父を『オペレーション:レッド・シー』のチャン・イーが演じるほか、数千人にも及ぶ高校生の中から選ばれた注目の新人リウ・ハオツン、『愛しの故郷(ふるさと)』のファン・ウェイらが出演する。

 文化大革命の中国。フィルムの中にたった1秒だけ映し出されているという娘の姿を追い求める父親(チャン・イー)と、幼い弟との貧しい暮らしを懸命に生き抜こうとする孤独な少女(リウ・ハオツン)。決して交わるはずのなかった2人が、激動の時代の中で運命的に出会い、それぞれの人生が思いがけない方向へと進んでいく―。

 2021年トロント国際映画祭に正式出品され話題となった本作は、イーモウ監督自身が長年映画化を熱望していた企画。その全体にあたたかく流れるのは、監督の確かな“映画への愛”だ。自身がかつて手掛けた名作『初恋のきた道』や『妻への家路』のようなエモーショナルな人間ドラマであると同時に、全ての“映画”へのオマージュを感じさせる作品となっている。

 イーモウ監督は、本作について「子供の頃に観た映画の光景がいつまでも忘れられない。あの言い表せないほどの興奮と喜びはまるで夢のようだった。映画は、成長する私たちの傍にずっと寄り添ってくれた。夢は、私の人生にずっと付き添ってくれた。この作品を、映画を愛するすべての人に捧げたい」とコメント。本編で描かれる、娯楽の少なかった時代に映画に熱狂する人々の姿は、劇場で映画を観ることの素晴らしさを改めて思い出させてくれる。

 日本版ポスタービジュアルは、運命的に出会った主人公(チャン・イー)と孤独な少女(リウ・ハオツン)の姿に、映画のフィルムが重なる印象的なデザイン。横には「たった1秒しか映らない娘の面影は、永遠に父の心に刻まれる」というコピーが添えられている。

 映画『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』は、5月20日より全国公開。

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