約1万4000人から200人へ…山田孝之らが見つめた『THE OPEN CALL』2次審査に潜入!
山田孝之が手掛ける俳優オーディション番組『THE OPEN CALL ‐MAIN PARTNER 山田孝之‐』が、現在Leminoにて独占配信中だ。応募総数は約1万4000人。その中で、集まった書類や映像による1次審査を突破した約200人が、次なる関門となる2次審査に挑んだ。年齢は16歳から70歳までと幅広く、芸能事務所に所属する俳優やフリーで活動する者、さらには演技経験が少ないながらも1次審査で上位の成績を収めた者など、その経歴もさまざま。所属もキャリアも異なる約200人が、同じ課題を前にそれぞれの芝居をぶつけていく。そこで審査員たちは何を見て、俳優のどんな可能性を見いだそうとしていたのか。エピソード0で描かれた2次審査の裏側を公開する。
【写真】自身の芝居をぶつける参加者たち VS 真剣な表情で見つめる審査員
■同じ台本、異なる芝居――審査員が見つめた“俳優の現在地”
2次審査の会場には、定点を含め6台のカメラが設置されていた。一方で、参加者が芝居に集中できるよう、室内にいるのは参加者1人と審査員5人、そして必要最低限の関係者のみ。オーディション特有の緊張感を極力取り除こうという配慮が感じられた。
しかし、いざ審査が始まれば、その空気は静かで張り詰めている。山田孝之が参加者へ言葉をかける場面はほとんどなく、審査員同士で会話を交わすことも少ない。ただ目の前で繰り広げられる芝居を、じっと見つめている。その静けさゆえに、参加者の息遣いや発する言葉がより鮮明に感じられた。
課題となるのは、医師と患者の家族による掛け合い。参加者は事前に渡された台本を読み込み、医師と家族、どちらを演じるかを自ら選択する。
まず、自身で考えてきたプランに沿って芝居を披露。その後、なぜそのように演じたのか、人物の背景や設定について審査員に説明する。「患者の母親という立場で演じた」と話す者もいれば、自身や家族が病院にかかった経験を役へ投影する者も。そこへ榊原有佑監督が新たな演出を加え、同じシーンをもう一度演じる、という流れで審査は進んでいった。
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『THE OPEN CALL ‐MAIN PARTNER 山田孝之‐』エピソード0より
この日、最初に審査室へ姿を見せたのは、STARTO ENTERTAINMENT俳優部に所属する今江大地。そこから参加者が一人、また一人と審査室へ入り、それぞれが作り上げてきた芝居を披露していく。
興味深いのは、全員に与えられている課題は同じにもかかわらず、そこから立ち上がってくる物語がまるで違うことだ。
「虐待してきた父親と、その娘」「離婚後、妻に引き取られた娘が難病になった父親」「大切な人を失い、復讐を誓う遺族」……。台本には書かれていない過去や関係性をそれぞれが想像し、役に持ち込んでいく。最初から医師へ激しい感情をぶつける者がいれば、あえて会話を終わらせようとする医師を作り上げる者もいた。
『THE OPEN CALL ‐MAIN PARTNER 山田孝之‐』エピソード0より
そんな参加者に対して、榊原監督は「病状を軽くした場合で演じてみて」と、それまでとは異なる設定を提示することもあれば、「手術の結果には納得していないが、納得しているように見せる」といった複雑な感情を求めることも。その演出を受け取った直後、参加者が芝居をどう変化させるのか。その瞬発力や対応力まで見られていることが伝わってくる。
数多くの作品に出演経験のある俳優・阿南健治は医師と家族、両方の立場から芝居を披露。役への入り方には迷いがなく、長年俳優として活動してきた経験を感じさせる。一方で、事務所に所属していない参加者の中にも1次審査で上位に入った者がおり、それぞれが自身の経験や解釈を武器に審査へ挑んでいた。所属やキャリアに関係なく、一人の“俳優”として芝居を見られていることも、このオーディションならではの光景だった。
