『SATC』原作者、90年代にコラムニストとして貰っていたギャラがすごかった
続編『And Just Like That...』の配信がスタートし、再び注目を集めている大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。本作の原作者として知られるキャンディス・ブシュネルが、90年代にコラムを書いて貰っていた原稿料の額を告白。思いがけないほどに高額だったことが明らかになった。
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キャンディスは、ニューヨークを拠点に活躍する作家・コラムニスト。90年代にニューヨーク・オブザーバー紙にコラムを寄稿し、この連載を元に出版した「セックスとニューヨーク」は、ベストセラーとなった。これが人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の原作である。
懐かしいキャストが勢ぞろいする続編『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』の配信で、同ドラマに再びアツイ視線が送られるなか、キャンディスがニューヨーカー誌のインタビューに答えた。
「90年代、Vogueで『People Are Talking About』というコラムを書いていて、月に5000ドル(約57万3000円)貰っていたの」。
「オブザーバー紙はそれより少なかったけれど、Vogueの収入があったから生活できたわ。Vanity Fair誌では、6編の記事で年間25万ドル(約2867万円)も貰えた時代の話よ。物を書くことは誰もができることではないと、人は価値をみていたのね。でも今はコンピューターがあるから、文章は誰でも書けるものだと思われている」とコメントした。
JustJaredによると、キャンディスがオブザーバー紙に寄稿を始めた1994年当時の5000ドルは、物価の上昇率を換算すると、2022年現在の9485ドル(約108万8000円)にも相当するそう。最近では、ライターがこれほどのギャラを受け取ることは難しいとも書かれている。
『セックス・アンド・ザ・シティ』に関しては、新聞とVogue誌しか仕事のないキャリーが、物価の高いニューヨークで、ハイファッションに身を包んで、パーティー三昧の暮らしを送ることについて、信憑性がないなどと言われてきたが、実際はあながち無理のある設定ではなかったようだ。