クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

Sia初監督作『ライフ・ウィズ・ミュージック』<見方が変わる、視野が広がる!>7つのポイントを解説

映画

(3)Siaが映画のために書き下ろした“オリジナル楽曲”

 本作のためにSiaが書き下ろしたのは、全12曲。これらの楽曲は、心の奥に孤独を抱えた主人公ズー(ケイト・ハドソン)の苦悩と成長が描かれるリアルなドラマシーンに差し込みながら、ズーの妹ミュージック(マディ・ジーグラー)の頭の中で繰り広げられる“イマジネーション豊かな音楽シーン”で奏でられる。歌詞とメロディは“愛と希望”に溢れ、「ミュージック、私はあなたの親友、いつもここにいる」(「Music」)、「立ち上がり、空を見上げて、一緒に上を目指そう」(「Together」)と、力強いメッセージを込めた楽曲の数々は一曲一曲が自己完結型のミュージックビデオのように構成されていることが特徴。

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』サウンドトラックMV
 そして、そんな楽曲をハイクオリティで体感できる、IMAX上映も決定した(TOHOシネマズ日比谷、なんばの2館限定)。オリジナル楽曲で彩る音楽シーンの数々を、映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』サウンドトラックMVで楽しみにしながら、極上の環境で堪能することができる。

(4)悩みを抱えるキャラクターによる“感動物語”

 アルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受け、孤独に生きるズーは、祖母の急死により長らく会っていなかった自閉症の妹ミュージックと暮らすことになる。頭の中ではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活に戸惑い、途方に暮れるズー。そこへアパートの隣人・エボが現れ、優しく手を差し伸べる。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうとしていく。

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』 (C)2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
 孤独な瞬間や何かしらの悩みを抱えながらも、友人や家族、力になった音楽の存在で救われた経験は、思い当たる人も多いはず。ズーの物語に自分自身を寄り添わせて観てみると、素直になるひとときを味わえるかもしれない。

(5)ドラマシーンと音楽シーンを交錯した“斬新な構成”と“カラフルでポップな世界観”

 今作で初監督となるSiaは、アーティストとしての個性を発揮し、型破りともいえるアプローチでかつてない映画を作り上げた。物語を進行させるために歌を使う従来のミュージカルとは異なり、登場人物の心情を表現した音楽世界を、リアルなストーリーに差し込みながら展開する斬新なスタイルで構築。

映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』 (C)2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
 「私の好きな映画には魔法のような煌(きら)びやかさもあれば、現実を炙(あぶ)り出す生々しさもある。その両方をこの映画に求めたの。アートの目的は、感情を生み出すことだから」というSiaの想いをもとに、音楽と人間ドラマの見事な融合を実現させた。

2ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る