吉岡里帆、モトーラ世理奈、石橋菜津美、黒木華、又吉直樹書き下ろしオムニバスドラマ『椅子』で主演

ドラマ

公開日：2022/3/6 12:00

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　本作は、椅子と女性の人生を重ねて描く異色のオムニバスドラマ。芸人として活躍する傍ら、デビュー作『火花』で芥川賞受賞を果たすなど作家としても高い評価を受ける又吉直樹がオリジナルで書き下ろした。主演の4人は全員がWOWOWドラマ初主演、そして又吉作品へも初参加となる。

　過去に『又吉直樹マガジン椅子』の編集長を務めた経験もあるほどの又吉の無類の椅子好きが転じて、この度書き下ろしストーリーにて全8話のドラマ化が実現。1話につき1脚の実在する著名な椅子が登場し、物語はその椅子の成り立ちや特性なども織り込んで紡ぎ出される。バリエーションに富んだユニークでまか不思議な＜椅子と女性＞にまつわる8つのストーリーに仕上がっており、執筆した又吉自身「見たことない奇妙な物語です」と明かす。

　そして、吉岡、モトーラ、石橋、黒木の主演女優4名が2話ずつ全く異なる主人公を演じる形式であることも、作品の見どころのひとつ。

　オープニング音楽を清水靖晃（『透明なゆりかご』『キューティー＆ボクサー』『しんぼる』）が全8曲書き下ろし。劇中音楽は世武裕子（『空白』『星の子』）が担当する。また、椅子監修に萩原健太郎（『ストーリーのある50の名作椅子案内』『暮らしの民藝選び方・愉しみ方』）、衣装・撮影・照明を日本映画の精鋭たちが担い、椅子×又吉直樹のこの世にただひとつしかない唯一無二な世界観を細部にこだわった極上の映像美で届ける。監督は松原弘志（『ハルカの光』『世界の美しい椅子』）と長澤佳也（『ハルカの光』）。

　劇中に登場する8脚の椅子は、長年にわたって愛されるヴィンテージやオリジナルモデルなど、インテリア好きにはたまらないラインナップとなっているが、セレクトは又吉によるもの。ドラマ内では怪しげな椅子店店主にふんした又吉が登場し、椅子の成り立ちや造形美を紹介するパートもある。

　又吉は「元々椅子というものがすごく好きではありますが、今回物語を描くにあたり改めて椅子について調べて知った部分も沢山ありました。椅子のもつ背景や特性を物語と関連させていたり、着想を得ていたりする部分もあるので、椅子が好きな方はその辺りも注目して頂けたらと思います」と視聴者にメッセージを寄せた。

　主演の一人、吉岡は「私の担当した2役は全く異なるキャラクターではありましたが、どちらも『静かに歪な人』という印象を受けました。椅子は多くを語りませんが誰にも知られず人と密接に交わりその座面に年輪を刻んでいきます。その時の断面を見て頂くような…秘密の共有といった感じでしょうか。今までに無い作品で惹きつけられました」と話している。

　『WOWOWオリジナルドラマ椅子』は、WOWOWにて5月27日より毎週金曜23時30分放送・配信（全8話）。

※又吉直樹、吉岡里帆、モトーラ世理奈、石橋菜津美、黒木華のコメント全文は以下の通り。