“M!LKのバレエ”に期待大? 風間杜夫×吉田仁人×紫吹淳が織りなす、勇気と感動の朗読劇『ナビレラ』インタビュー
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世界中に勇気と感動を届けた珠玉の物語『ナビレラ』がリーディングドラマとして上演される。原作は、韓国の漫画家・HUNによる大ヒットコミック。Netflixで配信されたドラマ版が世界中で大きな反響を呼び、多くの視聴者の涙と共感を誘った。その人気はドラマにとどまらず、韓国に続き日本でもミュージカルで上演。さらに北米では、「漫画界のアカデミー賞」とも称されるアイズナー賞にノミネートされるなど、世界的にも高い評価を得ている。そんな物語を、今回は3人の俳優によるリーディングドラマとして舞台化。70歳で初めてバレエに挑戦する元郵便配達員シム・トクチュルを風間杜夫、才能に恵まれながらも夢を見失いかけている23歳の若きバレエダンサー、イ・チェロクをM!LKの吉田仁人、物語を導くストーリーテラーを紫吹淳が務める。風間と吉田、紫吹が、本公演への意気込みや本作の魅力を語った。
【写真】吉田仁人、ビジュよすぎて滅! 撮りおろしショット
■バレエポーズに苦戦中!? 「今、足に絆創膏しています」(紫吹)
――ご出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
吉田:お声がけをいただいて、内容をお伺いしたときは「本当に!?」と思いました。僕と風間さん、そして紫吹さんというキャスト陣で。
風間:不満なの?
吉田:不満じゃない、不満じゃないです(笑)。「僕でいいの?」と思いました。本当に召集されたのが僕で合っているのかなと思うくらいの内容と、キャストのお2人で。すごすぎて。
紫吹:年の差はすごいと思いますけどね。
吉田:年の差じゃないです。芸歴と出演歴と実力です! 大大先輩ですから。
風間:吉田くんとリーディングができるというので、僕の家族は大変なんですよ。M!LKのリーダーでしょう?
吉田:はい、リーダーやっています。
紫吹:光栄です、今こうしてご一緒できて。
吉田:いやいや、僕の方が光栄です。
紫吹:バレエのご経験はあったんですか?
吉田:バレエはないんです。10歳くらいからジャズダンスを始めたので、バレエを踊るというのは、プレッシャーが大きい朗読劇だなと思いました。
風間:実は、まだ僕たちは本読みをしていないので、まだ作品については分からないことも多いんですよ。
紫吹:(風間は今回演じるシム・トクチュル役に)ぴったりですよ。
風間:70歳を超えているという役なので、それは実年齢でできますね。でも、この歳からクラシックバレエをやろうなんていうジジイはすごい。
紫吹:それが作品のテーマでもありますよね。
吉田:そうですね。実際に、ビジュアル撮影でバレエのポーズもしましたが、撮影はいかがでしたか?
風間:昔やっていた杵柄と言いますか……実は、僕もバレエの経験があるんですよ。
紫吹:ええ!?
風間:22歳のときだから、半世紀以上前になりますが、劇団の養成所でバレエの時間があったんです。『ジゼル』という演目にも出たんですよ。大竹まことや斉木しげる、きたろうと一緒に、アルバイトのような形で。
吉田:アルバイト?
風間:宮廷のシーンで、ただ歩くだけなんですけどね。舞台を1周するだけの役でした。
紫吹:歩くだけが一番難しいんですよね。
風間:そういうことにも気づいてなかった(笑)。
紫吹:でも、経験者なんですね。
風間:一応ね。
紫吹:だから飲み込みが早いんだ。
風間:早いよ。(この日の撮影でも、ポーズを)一瞬にして覚えたよ、昔を思い出して。でも、紫吹さん、あなたは宝塚ですからね。
紫吹:そうなんですが、私だけ「宝塚だから経験者」みたいな目で見ないでほしいです(笑)。宝塚に入る前まではバレリーナになりたくてバレエをやっていましたが、私もブランクがあるので、久しぶりにやったら、足から血が出てました(笑)。
吉田:え!?
紫吹:それくらいバレエって大変なんだなと。バレエをやる爪ではなかったので、今、足に絆創膏しています(笑)。
風間:今日のスチール撮りのポーズは、辛かった。
紫吹:そうですよね。バレエを一番経験している私ですら、ずっと同じポーズを取るのがきつかったですから。腕を丸く保つポーズは、きついんですよね。
風間:指も「キツネを作って、(親指と中指を)外してくれ」って。
紫吹:私たちのときは、よく脇の下に卵を入れて、丸い形を作るとかも言いました。
吉田:先輩方の前でいうのもあれですが、今、僕は体がビキビキで(笑)。
風間:いや、僕はもう、膝の裏から、太ももからふくらはぎまで痛いよ。
吉田:あはは(笑)。
風間:それをやろうとする爺さんの話ですよ、これ。
紫吹:だからいいんじゃないですか。
吉田:勇気をもらえますよね。
紫吹:歳を重ねても夢って諦めてはいけないんだなと思います。私は、お話をいただいたときは、この作品を知らなかったんです。Netflixでもドラマが観られるし、すごく話題のある作品だと聞いて、いただいた台本を読んだら、これは大変だ、と。
風間:語りをおやりになるから、大変だよね。10以上の役をやられるから。
吉田:そうですね。
紫吹:お2人も、もっと増えるんじゃないですか?
風間:嫌だよ(笑)。そうしたら断りますよ。
吉田:僕も台本をいただいて読んだのですが、やっぱり感想は「紫吹さん、大変そう」でした(笑)。
紫吹:そうなんですよ。私は、男も女も演じて、語りも担当しているので…ちょっと分担しましょう?
風間:そこは交渉だね。事務所を通して。
吉田:あはは。そこは頑なですね(笑)。
紫吹:私が話し過ぎているので、お2人の会話を増やすとか。みんな、それが観たいんですから。
吉田:僕が引き受けます。
風間:お客さんのほとんどは、あなたのファンだから。
吉田:そんなことはないです(笑)。作品のファンの方も、お2人のファンの方もいらっしゃいますから。
紫吹:吉田さんは、なんてお呼びしたらいいですか?
風間:よっち。
吉田:え、急に(笑)?
紫吹:今日が初めましてなんですよ。
吉田:そうなんですよ。面識もなくて、僕がお2人をずっと見させていただいていただけだったので。
紫吹:なんてお呼びしたらいい?
吉田:吉田くんでも、仁人くんでも。
風間:じんと? 変わった名前だね。本名?
吉田:そうです。
紫吹:じゃあ、仁人くん? じんちゃんいいね。
風間:でも、僕は「じいちゃん」だからね。紛らわしいよ。
紫吹:(風間は)教官ですよ(笑)。永遠の教官ですから。
■笹部博司演出の魅力「ただ座って朗読するのとはまた少し違う」(風間)
【公演概要】
リーディングドラマ『ナビレラ』
2027年2月26日~28日 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
2027年3月3日~7日 東京・シアターH
2027年3月19日 宮城・電力ホール
2027年3月24日 鹿児島・宝山ホール
■出演:
吉田仁人(M!LK)・紫吹淳・風間杜夫
■原作:HUN
■台本・演出:笹部博司
■振付・ステージング:西島数博