“M!LKのバレエ”に期待大? 風間杜夫×吉田仁人×紫吹淳が織りなす、勇気と感動の朗読劇『ナビレラ』インタビュー
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――現時点で、台本の中で特に心を動かされたシーンや共感したキャラクターはいますか?
吉田:僕は、後半のシーンで、チェロクが自分のことをおいてトクチュルを探しにいくシーンです。それまで後ろ向きに考えてしまう人間だったのに、ものすごくエネルギーを使って、大事にしたい、守りたい、助けたいという心情に変化します。それはやっぱり、トクチュルとの出会いがあったからだと思うので、そこにグッときました。男性バレエダンサーとしての成長もそうですが、人としての成長も感じていただけるシーンだと思うので、しっかりと演じられたらと思っています。
紫吹:私は、人の情熱は何もかもを可能にしてしまうものなのかなと、すごく感じたことでした。
風間:確かにそうですね。僕はもう少し稽古を通して、この作品を深めていきたいと思います。
――鹿児島公演は、吉田さんにとって凱旋公演ということですが、凱旋への思いも聞かせてください。
吉田:学生の頃に通っていたダンススクールが鹿児島市内にあるのですが、宝山ホールはそのダンススクールの発表会でずっと使っていた場所なんです。なので、僕自身も何度も発表会で舞台に立ったので、すごくなじみがあるんですよ。凱旋という大きな文字が乗っているので、緊張はしますが、なじみのある会場でやれることは、すごく光栄だなと思います。凱旋だからこそのプレッシャーはありますが、自分が今、どういうことをやっているのか、頑張っている姿を鹿児島の皆さんにお見せできたらいいなと思っています。頑張ります。
――では、本作の見どころを教えてください。
紫吹:見どころは、最後の「ボレロ」です。
風間:うん、「ボレロ」。
吉田:いや、ちょっと待ってください。どんどんハードルが上がっていくんで(笑)。
紫吹:それしかないですよ。
吉田:僕は、バレエ未経験ですよ?
風間:吉田くん風のバレエでいいんですよ。基礎に忠実である必要はない。M!LKのバレエ。
吉田:頑張ります(笑)。バレエを交えながらの朗読劇ですし、年の離れたこの2人が、親友のようにバレエを通じて成長していく姿をぜひ楽しみにしていただければと思います。
風間:すばらしい青年と出会って、憧れのバレエを習い始めるという、ある重い症状を抱えた高齢者の主人公が、必死に、人生最後を生き抜こうとする。そのたくましさと、お2人に支えられているこの70歳の姿も見ていただければと思います。とっても感動的なお話です。
紫吹:見どころは、トクチュルとチェロクのバレエに対する思いや、2人が出会うことによって人生観がどんどん変わっていくところだと思います。私は、今回、さまざまな役を演じさせていただくので、彼らに寄り添って、時にスパイスになって、彼らの人生に反応を与える立場を担っていきたいです。声を変えたりと難しさはあると思いますが、私の見どころは、男と女、自由に自在に、行き来するところかなと思います。それから、この作品では、いくつになっても夢を持てばそれを叶えられるんだという力強いテーマを描いていると思うので、きっとお客さまも感動の涙を流していただけるのではないかと思います。素敵な作品になるといいなと思っています。
(取材・文:嶋田真己)
リーディングドラマ『ナビレラ』は、2027年2月26日~28日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、3月3日~7日に東京・シアターH、3月19日に宮城・電力ホール、3月24日に鹿児島・宝山ホールにて上演。
【公演概要】
リーディングドラマ『ナビレラ』
2027年2月26日~28日 大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
2027年3月3日~7日 東京・シアターH
2027年3月19日 宮城・電力ホール
2027年3月24日 鹿児島・宝山ホール
■出演:
吉田仁人(M!LK)・紫吹淳・風間杜夫
■原作:HUN
■台本・演出:笹部博司
■振付・ステージング:西島数博