ホアキン・フェニックス×マイク・ミルズ監督、何ヵ月もかけて実現した奇跡の初タッグ秘話
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長い準備期間をかけて築いた2人の関係性は、撮影に入り揺るぎないものになった。現場で、ホアキンの見事な演技に何度も驚かされたというミルズ監督は「ホアキンは、演じていると思われることが嫌いで、リアルに感じられるものがあればあるほど、自由に演じることができる。だから彼と一緒に仕事をすることになってから、そういう感情が自然に起こるような状況を構築するようにした」と述懐。
また、ジョニーというキャラクターが『ジョーカー』などホアキンがこれまで演じてきた役と全く違うことにも触れ、「それは強く意識していた。ホアキンは頭がいいんだ。これは180度違う人物像だと分かっていて、それは僕にとっても有利に働いた」とコメント。そして「この作品でホアキンは新境地を見せていると思う」とその演技に太鼓判を押している。
一方のホアキンも、ミルズ監督をよく観察していた。ホアキンは監督からインスピレーションを受けた髪型にして、さらに監督の私服や靴も拝借し出演。「ミルズ監督には温かさと繊細さがあり、それがキャラクターにも反映されているよ。彼は見た世界に影響を受け、物事を強く受け止める人なんだ」と役作りへの影響を語っている。
併せて解禁されたメイキング写真では、ホアキンとミルズ監督の2人が真剣な面持ちで話し合う様子や、ホアキンが実際に監督のジャケットと靴を身に着けて撮影に挑む姿が収められている。
映画『カモン カモン』は4月22日より全国公開。