『モービウス』、NYの地下鉄を気流に乗り超高速飛行!<バットレーダー>炸裂の特別映像
マーベルの新たなヴィランを描く映画『モービウス』より、主人公モービウスが自身のスーパーパワー<バットレーダー>を駆使し、ニューヨークの地下鉄を超高速飛行する場面を収めた迫力の本編映像が解禁された。
【動画】モービウスの華麗なるアクションシーン特別映像
原作コミックではスパイダーマンの宿敵として描かれるモービウス。しかし、その素顔は命を救うことに情熱を注ぐ天才医師マイケル。血に飢えたヴィランと命を救う医師という二つの顔を持つ彼を、徹底した役作りで知られるアカデミー賞受賞俳優のジャレッド・レトが演じる。
天才医師マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)。彼は幼い頃から血液の難病を患っていた。同じ病に苦しみ、同じ病棟で兄弟のように育った親友のマイロ(マット・スミス)のためにも、一日も早く治療法を見つけ出したいという強い思いから、マイケルは実験的な治療を自らに施す。それはコウモリの血清を投与するという危険すぎる治療法だった。
彼の身体は激変。全身から力がみなぎり、隆起した筋肉で覆われ、超人的なスピードと飛行能力、さらには周囲の状況を瞬時に感知するレーダー能力を手にする。しかしその代償は、抑えきれない血への渇望だった。まるで血に飢えたコウモリのように、自らをコントロールするために人工血液を飲み、薄れゆく人間としての意識を保つマイケルの前に、生きるためにその血清を投与してほしいとマイロが現れる。「危険すぎる、人間ではいられなくなる」と拒み続けるマイケル。しかしニューヨークの街では、次々と全身の血が抜かれた殺人事件が頻発する―。
血液の難病を克服するためコウモリの血清を投与し、スーパーパワーを手にいれることに成功したモービウス。今回解禁された本編映像は、そんな彼が、超音波の反響を利用した<バットレーダー>で瞬時に敵と周囲の状況を感知し、ニューヨークの地下鉄の気流に乗って超高速移動する姿を捉えた迫力のアクションシーン。空気の流れをつかんで、まるで全てをコントロールしているかのようなスタイリッシュな姿を見せている。
本作のアクションを担当したスタント・コーディネーターのゲイリー・パウエルは、モービウスはおそらくスパイダーマンよりも強いと断言。「それに加えて、我々は出来るだけ信憑性のあるものにしたかった。ここは超人的なユニバースだとしても、観客にはそれを信じてもらいたかったからね。モービウスが最初にパワーを得たとき、制御不能な状態にある。しかし徐々に力をコントロールする方法を学び、それを自分のために使う」と、スパイダーマンのような「スーツ」は身に着けないモービウスのアクションについて説明する。
また、空中シーンで発揮する驚異的な敏捷性については「彼が空中で繰り出す技には目を見張る」とコメント。これらのスタントのデザインはレトとの会話が影響しているそうで「ジャレッドとの会話では、彼がキャラクターとしてどのように動くのかを説明してくれて、それによりいくつかのリサーチを行なった。コウモリがお互いをどのように攻撃するのかを調べたんだ」と明かしている。
映画『モービウス』は、4月1日より全国公開。