<アカデミー賞>ファン投票による初代お気に入り映画賞に『アーミー・オブ・ザ・デッド』
日本時間28日、第94回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、今年初めて設けられたファン投票によるお気に入り映画賞に『アーミー・オブ・ザ・デッド』が選ばれた。
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Deadlineによると、この賞は、「Movie Lovers Unite(映画ファンよ団結しよう)」の掛け声のもとに、本年度アカデミー賞に新設されたもので、映画ファンがツイッターで投票し、選出するもの。
記念すべき初代お気に入り映画賞を見事獲得したのは、Netflixで配信中のザック・スナイダー監督作『アーミー・オブ・ザ・デッド』だった。
本作は、ゾンビが大量発生したラスベガスを舞台に、一人の男が傭兵集団を結成し、史上最大の強盗計画を成功させるべく隔離地区へ侵入する物語。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも出演した真田広之、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』のエラ・パーネル、前日譚映画の監督・主演も務める新鋭マティアス・シュヴァイクホファーらが出演する。
次点は、カミラ・カベロが主演するAmazonの原題風ミュージカル映画『シンデレラ』。ジョニー・デップ主演の『MINAMATA―ミナマタ―』、今年大ヒットした『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、そして主演男優賞と編集賞候補にもなっていた『tick,tick...BOOM! チック、チック…ブーン!』と続く。
ただし、受賞作品はオスカー像を授与されるわけではない。主催する映画芸術科学アカデミーと授賞式のプロデューサーらの狙いとしては、より認知度のある作品を紹介することで、授賞式に注目を集めようという算段だとみられている。