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二宮和也&多部未華子が表現する“夫婦の距離感”――『マイファミリー』飯田Pが絶賛

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ドラマ『マイファミリー』第1話より (左から)多部未華子、二宮和也
ドラマ『マイファミリー』第1話より (左から)多部未華子、二宮和也(C)TBS

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 二宮和也が主演を務め、多部未華子が共演する日曜劇場『マイファミリー』(TBS系/毎週日曜21時)。二宮と多部が演じる、誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていくという“ノンストップファミリーエンターテインメント”だ。10日の初回放送を前に、第1話プレビュー会が行われ、飯田和孝プロデューサーが本作の見どころや二宮、多部の魅力について語ってくれた。

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 『グランメゾン東京』(2019年)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)などを手掛けた黒岩勉のオリジナル脚本で、“家族の絆”を描いていく本作。飯田Pは「コロナ禍で大切な人に会いたい時に会えないようになり、自分は本当に何が大切なのかを感じる機会が否が応でもできている状況。そこで改めて大事に感じることを、このドラマを通して再確認し、行動を起こすために背中をちょっと押せるようなエンターテインメントになればという思いがあって」と作品の意図を口にし、「見て面白かったと思ってもらえるのは前提で、その奥に温かい気持ちが生まれたら」と爽やかな笑みを浮かべながら語る。

 娘を誘拐されたことで引き起こされる、オンラインゲーム会社のCEO・鳴沢温人(二宮)とその妻・未知留(多部)の関係性の変化が描かれるが、「最終話までを通してどうなっていくのか、そこは“ノンストップファミリーエンターテインメント”たるところ」と説明。

 1話では、誘拐犯や警察をはじめ、登場人物とのやり取りの中で、温人と未知留の距離感が繊細に紡がれていたが、飯田Pは「二宮さん、多部さんは、“夫婦の関係性の変化”を全話を通して計算されていて。2人が丁寧に作ってくれて、台本で読み取れること以上のものが温人と未知留の空気感や距離感に表れています」と絶賛し、「それは二宮さんと多部さんの演技力や関係値だからこそできるもの」と感謝する。

 温人と未知留は大学の時に出会って20年くらい経っている設定だが、二宮と多部も15年前に放送された金曜ドラマ『山田太郎ものがたり』(TBS系・2007年放送)で共演経験がある。飯田Pは、「二宮さんと多部さんが経過した時間が、温人と未知留にリンクするところもあると思います。時間を経た2人の息の合わせ方や、それぞれの仕事や人生で経験したことが上手く化学反応しているのかも。何億も稼ぐ社長と妻って、意外と奥さんの方が上だったりする。二宮さんと多部さんも多部さんが年下ですが、関係性ができていて、意外とリアリティがあるんです。それが上手く表現され、今回の役にすごくフィットしています」と分析。「誘拐事件を通して、友人や警察、事件の裏にあるものなどいろんなものに翻弄されながら、温人と未知留はすごく難しい関係性になっていきます。そこの心の距離感を、二宮さんと多部さんがどうやって演じていくのかは今後すごく楽しみです」と期待を寄せる。

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