山田孝之がサプライズ出演!『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』笑い続ける“だけ”の謎のイケメン役
俳優の山田孝之が、現在公開中のアニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版第30弾『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(ちんぷうでん)』に声優キャストとしてサプライズ出演していることが発表された。劇中で高らかに笑い続けるだけの謎のイケメン役を担当している。
【写真】『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』メインカット
劇場版30周年作品となる本作は、これまでとは一味も二味も違うギャグ満載の忍者アクション超大作。嵐を呼ぶ5歳児が今度は“忍者”に。映画の大スクリーンを縦横無尽に駆け回る。そして本作で明かされるしんのすけ出生の真実―。なんと、しんのすけは野原家の子供ではなかった…?
俳優のほか監督やプロデューサーなど幅広く活躍する山田が本作で演じているのは、野原家絶体絶命のピンチに突如現れる謎の“イケメン”役。その容姿は、サラサラのブラウンの髪をたなびかせ、透き通った青い目を持ち、水色の華麗なスーツに身を包んだ爽やかな8頭身イケメン。そして「アハハハ」と笑い続ける“だけ”という「クセがすごい」まさかの役柄だ。
山田は、今回の出演について「お話をいただいたときから、『(出演することを)隠し続けた方が良いんじゃないか』と思っております。ですので、『私でした、すみません』という感じです。この役を僕にオファーしてくださる、しんちゃん製作チームが一番クセがあると思います」と疑問を隠せない様子。一方で「現実だとイケメン役のオファーが来ないから、めちゃくちゃ嬉しかったです。お引き受けしたのもイケメン役が出来るからです」と喜びを明かす。
役作りについて問われると「“カッコつける”ということを意識したことが無いですから、今日に至るまでとにかく『自分はイケメンだ』と言い聞かせました。ただし、『これはあくまで役作りであって、お前は本当のイケメンではないから勘違いするな』ということも、朝昼晩と鏡の前に立って言い聞かせてきました」とコメント。実際のアフレコでは「アハハハ」とただひたすらに笑いつづけるだけの演技だったため、長く笑い続ける難しさがあったという。
最後は「『クレヨンしんちゃん』は、僕が小学校2、3年の頃から始まって、ずっと続いている人気アニメなので、今回の出演は単純に嬉しかったです。どの家庭もそうだと思いますが、親からは観るなと言われていました(笑)。そう言われつつも、学校でしんちゃんの話をしたりして。みんな観たくてたまらなくて観ていたんですよね。そんなしんちゃんの魅力は野原家全員、これだけ“個”が強い中で、団結して助け合っているところが素晴らしい家庭だと思います。是非、劇場でお楽しみください」とメッセージを寄せている。
今回の山田の出演について、しんのすけは「こんなヘンタイな役をこなせるの、だ~やまパイセンしかいない!! 納豆ナットク~」と太鼓判。出演オファーをしたテレビ朝日の佐野プロデューサーは「映画を見るみなさまを驚かせるつもりが、我々スタッフが一番驚いてしまった次第です。今回の映画は、あらゆるところに製作陣のチャレンジが詰め込まれています。日本を代表するカメレオン俳優・山田さんの声優出演もその1つですので、ぜひその怪演を劇場でお楽しみください!」と自信をのぞかせている。
『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』は公開中。