「苦労したのは全シーン」金ロー『ローマの休日』、早見沙織&浪川大輔からコメント到着
関連 :
【浪川大輔コメント】
Q.吹き替えオファーが来た時の心境は?
名作中の名作なので、喜びと共に、驚き、プレッシャーが同時に押し寄せてきました。すごく嬉しかった一方で、「本当にやるの?できるかな?」と…。グレゴリー・ペックの吹き替えはやった事がなく、とても空気感のある役者さんなので本当に緊張します。でもやはり「嬉しい!」という気持ちが一番強かったです。
Q.浪川さんから見たこの作品の魅力は?
白黒なのに、色がついて見えるような映画。この1本の映画にあらゆる要素がつまっていると思います。例えば、「気持ちの持ちようで自分の世界がどう変わっていくか」といったメッセージなど。今と違って、効果音も少なく、しゃべりもゆったりとしていますが、すべてのシーンが華やいで見えます。よく考えるとたった1日の恋物語なのですが、その一日が本当に濃密な一日で…。あとはオードリーのすごさ。今回この作品を初めてじっくり見て、改めてオードリーの魅力に気づきました。新人にもかかわらずアカデミー最優秀主演賞を獲るのがよくわかりました。
Q.声の役作りで大変だった事は?
グレゴリー・ペックが、貫録があってオーラがあって、実年齢(当時37歳)以上に見えて、46歳の自分の声の方が若く聞こえてしまう感じがあったので、そのバランスを取るのに苦労しました。大きな表現でなく、小さいところで気品、上品さ、ユニークさなどを表現してゆくのがとても難しかったです。
Q.苦労したシーンは?
全シーン。こだわって録って頂いたので、苦労したというよりチャレンジしたという感じ。(アフレコのディレクターさんが)昔からよく知っている方だったので、「どこまでできるか」というやりとりが楽しかったです。(何度もテイクを録り直したので)5回くらい映画を見た感じです(笑)
Q.お気に入りのシーンは?
アン王女のシーンは全て好きです(笑)ジョーのシーンでは、ラストシーンのジョーの顔が好きです。
Q.お気に入りのセリフは?
物語の後半で、ジョーがアンに「分かった」というセリフ。本当は分かりたくないけど、そう言いたいみたいな…“男の分かった”ですね。これは深いです。
Q.「金曜ロードショー」視聴者の皆さんに一言お願いします!
名作中の名作が18年ぶりに「金曜ロードショー」に登場!しかも新録自体も久々です!「名前は知ってるけどちゃんと見た事ない」という方もいらっしゃるかと思いますが、これを見て温かい気持ちになって頂けたら幸いです。本当に素敵な映画なので是非見てください!